警視庁刑事部第4機動捜査隊の404には女性警官がいるらしい。【短編集】

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山本side



【6年後】



「じぃいいまぁあああざぁああんん！！！」


志摩「……なに…………」


「ほうごぐじょが終わりまでん！！全部伊吹のせい！！」


伊吹「俺じゃねーし！」



香坂さんの事件があって志摩さんが異動になってから数年後、今度は機捜に配属されて、まさかの相棒になった私達。

私は今も志摩さんを想い続けている。

香坂さんの件の真実が見えてからしばらく経った。



「助けてぇえ……志摩さぁあん……」


志摩「無理。」



1課のときにあった分厚い壁も、機捜で一緒になってから確実に薄くなっている。


嬉しい。



伊吹「やーまもとっ！仕事終わったら飲みに行こー？」


「……え。嫌だけど。」


伊吹「相変わらず山本って男っ気無いよねー。ほんと、お兄さん心配しちゃう。」


「あっそ。」



《ｶﾞﾁｬ》



分駐所の扉が開く



〔あ、あの、山本さんいますか？〕


「はい。私ですけど。」


〔えっと……これを桔梗隊長から渡して欲しいと…………！〕



そう言って1機捜の隊員と思われる人から資料を貰う。



「ありがとうございます。」


〔あと！！〕


「？？」


〔もしよかったらこの番号に連絡……ください。〕



小さく折りたたまれた紙を渡され、それを受け取る。

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