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俺らだったら ページ7

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伊吹「どーしたの?志摩ちゃん。」



伊吹が志摩に引っ張られてきたのは屋上。



志摩「どーしたの?じゃねぇ。わかってんだろ?」



志摩がベンチに腰掛けながら伊吹に問いかける。



伊吹「……俺だったら、どうするかな……」


志摩「あ?」



伊吹が志摩の隣に座った。



伊吹「俺が山本の立場だったら。だって、いつも通り捜査しようと思ったらまさかの幼なじみが殺されてんだよ!?俺だったら、どうすっかなーって。」


志摩「俺も……どうするんだろうな……」



2人の間に沈黙が流れる。



志摩「__山本、なんで警察官になったか知ってるか?」


伊吹「んー?そんなの知らないよー。だって聞いたら、セクハラー!パワハラー!!って言われそうじゃん?」


志摩「俺、1回聞いた事あるんだ。」


伊吹「えー。気になる気になるー。」


志摩「……幼なじみに、勧められたらしい。」


伊吹「え?」


志摩「幼なじみに勧められて警察官になったんだ。もしその幼なじみが殺された松木結愛さんだったら。警察官になった理由がその人だったのにその人が殺されたら。どうする??」


伊吹「……むじぃねー…………」



伊吹が首の後ろに手を回して空を見上げる



伊吹「じゃあ、志摩ちゃんはどう思う?」


志摩「正直に言うと、俺は伊吹よりも山本を知ってる。」


伊吹「え?ここでなんか自慢??」


志摩「違う。俺が思うに、あいつは警察を結果的に辞めるかもしれない。」


伊吹「…………!?」


志摩「山本が捜一をとばされた理由。知ってんだろ?」


伊吹「うん。知ってる。犯人瀕死にさせたっていう……」


志摩「山本は、お前みたいに獣を飼ってるんだよ。」


伊吹「…………」


志摩「捜一からとばされたときはきっと手懐けたはずの獣が檻を破った。」


伊吹「志摩ちゃん、そんなこと言うキャラだった?」


志摩「うるさい。今の山本は危ないって言ってんだ。また獣が暴走したらどうなると思う?」


伊吹「…………犯人殺しちゃうとか………?」


志摩「__十分にありえる。」


伊吹「そんなこと……」


志摩「それか警察を辞める。」


伊吹「…………」


志摩「絶対に止めるぞ。」


伊吹「__合点承知之助ー。」



屋上からオフィスに戻ってきた2人は異変に気づいた。



伊吹「…………山本は?」


志摩「……」


伊吹「……行こう。」


志摩「ああ。」

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みく(プロフ) - aikaさん» ありがとうございます!!!Part14も楽しんでいただけるよう頑張ります! (2020年10月6日 6時) (レス) id: cc40fd3551 (このIDを非表示/違反報告)
aika - 次で最終回・・・!寂しいです。今回も面白かったです!次回のpart14も楽しみにしてます! (2020年10月5日 20時) (レス) id: ff4fb26d9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みく | 作成日時:2020年10月4日 10時

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