初めてましてとおやすみなさい ページ9
「えっと……G11……!!G11!!」
東京湾マリーナに着くと、片っ端から船の持ち主のプレートを見ていく。
「あった……!!」
船に乗り込む。
男「あっれー?もう1人きたやーん。」
「…………お前……」
ガスマスクをしているが、似顔絵の顔と目が似てる。
「久住……!!」
久住「見てみ?」
「は?」
久住が指を指した方向に扉があり、そこからなんとも言えない匂いが香ってくる。
少し開いた扉から倒れている伊吹が見えた。
「え……伊吹!?伊吹!!!」
部屋の中にドーナツEPやその他のドラックと見られる粉が熱されている。
口を服で塞ぎ、伊吹を部屋から引きずり出す。
「伊吹!!伊吹!!!起きて……!!」
伊吹「……」
伊吹は目を瞑ったまま。
「伊吹っ……」
私は伊吹の肩を揺する。
「お前……!!」
久住「なーに睨んどんよ。まぁ、おやすみなさいやね。」
《ドンッ》
白い防護服を着た奴に体を押され、部屋の中に入れられる。
「伊吹!!いぶ……き……!!志摩さん!!」
久住「はいはい。おやすみ。」
「いぶ…………き……し…………まさ……」
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作者名:みく | 作成日時:2020年9月9日 19時