怖いと評判の課長とmake love。【SUHO】 (ページ2)

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CY「じゃあお先に～。」

「あ、はい！お疲れ様です…！」

気づけばとっくに7時半になっていて、周りを見回せば誰もいなかった。

先輩も荷物をまとめて、帰るところだった。

CY「Aちゃんも、キリのいいところで終わらせて早く帰りなね？」

「あ、はい…。ありがとうございます。」

CY「いいえ、じゃあまた明日ねー。」

「はい！」

しばらくして私は課長から頼まれた仕事を終えて、一息つくことにした。

「はぁ…。」

『給料泥棒ですね。』

「ひっ！」

間髪いれずに後ろから声がして、びっくりして後ろを見れば課長が私の作った書類を覗き込んでた。

「か、課長…お疲れ様です。」

SH「あなたも、やることがないならはやく帰りなさい。」

「ちょ、丁度今さっき終わって少し休憩していたところでして…」

SH「それを給料泥棒というんです。」

「…はい、スミマセン…。」

何食わぬ顔で、課長は私を見つめている。

…こっちはこんなに何回も怒られて、心が折れそうだっていうのに。

私の顔の変化を汲み取ったのか、課長はこんなことを口にした。

SH「泣いても無駄ですよ。」

「…は…？」

SH「私には、泣いて許しをもらおうとか思わないほうが賢明です。」

そんなこと、思ってないのに…っ。

「…私、泣きそうな顔をしてましたか？そんなに、図々しい顔をしてましたか？」

ああ、もう腹立ってきた。