女神降臨 【BTS】Ver.

黄昏時、教室に2人 ページ8

帰りのHRが終わって











どうしたらいいか分からず自分の机で教科書を整理しているふりをしていると











友達と話し終えたらしいジョングク君がこっちに向かってきた











すごい人気だな…













「おまたせしました」













「あ、いえいえ大丈夫で、す。」













「じゃあやろっか」












「はい…！」









そう言うと彼は近くの席の机と椅子を持ってきて私の机にくっつけてきた














「…？！」


















え、近くないですか












もし私臭かったらどうしよう











冷や汗が流れる









こんな机くっつけたの小学生ぶりだよ











声に出そうになった驚きを喉でグッと飲み込む












「あ、ごめん近かった？」












いやそう言われてそうです離れてくださいなんて言える権利はない









というかすでに私が返事をする前にもう彼は座っている









「…い、いや大丈夫です！」










「そう？なら良かった」











クラスの人達は「何あれ？」という目線を向けつつも、どんどん教室から出ていく












こんな所を見られたくなくて安心する気持ちと











彼と二人きりにしないでという気持ちで頭がぐるぐるかき混ぜられる











すごい、めっちゃ近い













暑い〜、なんて襟元のシャツをパタパタさせてるジョングク君からはなんかいい匂いがして












ますますドキドキする

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