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n.
あれからさらに2ヶ月。
海人が目を覚ました。
その日はたまたま、
たまたまメンバー全員が病室に揃ってて。
仕事の話とかを海人と俺に聞かせてくれていた時やった。
「 …！ねぇ！！みんな！！海人が！！！」
いきなり、玄樹が叫んだ。
「 目、開いてる…！！」
「 …え？」
見ると、ほんまに海人が目を開けていた。
待ち望んでいた光景。
信じられへんくて、また目に涙がたまってきて。
「 っ、かいと、わかる…？
れん、やで？わかったら、手、握って？」
優しく右手を包む。
でも。
「 かいと、きこえてる？
それとも、手、動かすの、しんどい？」
海人はピクリとも動かない。
ただ、目をキョロキョロと泳がせながら、
不安そうに口を開いた。
その声はすごくかすれていて、聞き取りにくかったけど、
確かに海人はこう言った。
「 誰ですか？」と。
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作者名：てぃの | 作成日時：2019年8月26日 17時
