オキザリス〜決してあなたを捨てない (ページ41)

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丈一郎side
その後すぐ、みっちーも寝たのか後ろからは物音もしなくなった

俺たちは少し声のボリュームを下げて、ゆったりとした内容に変えた

暫くすると・・・後ろでふと、モゾモゾと身じろぐ音が聞こえてきた。

和「誰か起きたのかなぁ？」

丈「、、、１回カメラ切るわ」

俺は一旦全カメラを切って後の仕切りを覗くと

駿「・・っ・・ごめんなさい・・・きもちわる・・・っ・・」

丈「ちょ、吐きそう？
袋渡すから我慢できなくなったら出しちゃいな
もうすぐパーキングエリアに降りるから」

ちょっと驚いたけど、、、みっちーが車酔いするのは珍しいことではない

丈「大橋、結構急いで！」

和「了解」

俺は一応流星にも連絡して、パーキングエリアに寄ることも言うと
すぐに連絡がかえってきて、了解という連絡がきた

それからすぐにパーキングエリアに到着してすぐ後のドアを開けると、2列目にみっちーはいて青い顔をしたみっちーが口元をおさえていた

駿「っ、おぇ·······っ·····ｸﾞｽｯ」

なかなか吐けずにいるみっちーの口元に袋をあて、背中を軽く叩くと少しだけ嘔吐し始める

丈「みんな、一旦起きて！！」

とりあえずみんなを起こして車の中をみっちーと俺だけにすることにした

拓「ふぇ？、、、駿大丈夫？」

丈「大丈夫やで
ごめんやけど拓哉彪太郎のこと抱っこ出来る？
大橋は風雅のこと連れてったって」

拓「わかった。彪太郎のこと抱っこする」

和「じゃあ行こっか」

大橋はみんなをすぐにおろして、みっちーと2人になった

駿「うぇっ······げぼっ········っ、おえ······っ·····」

・・・・顔色悪いな

こんな状態のみっちーを動かす訳にも行かないから、みっちーの体を扉の方に向けさせ、外の風に当てさせる

暫くしんどそうにしていたけど、、、だんだんと顔色も良くなって、ちょっとずつ回復しているのがわかった

駿「······良くなった······」

丈「お、良くなった？後ちょっとで鎌倉着くんだけど、1番最初にホテル言ってもらうことになったから」

駿「うん、、、良くなったから大丈夫
ちょっと気持ち悪かっただけ」

良かった、、、

疲れたように笑うみっちーは力が入りずらそうに、ダラっと壁にもたれてしまって

どうしようかなぁーって思ってたら

大吾が来た