オキザリス〜決してあなたを捨てない (ページ5)

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次の部屋は黄色いドア

コンコンと叩くと中から物音が。

そっとドアを開けると、彪太郎は起きていて、ベットの上でボーと座っていた

よく腕を見てみると昨日よりも複数の傷が

やっちゃったかー、、、

とりあえずそっと彪太郎の横に行くと思い切り抱きつかれた

彪「ごめんなさいｸﾞｽｯ、、今日はやらないって決めたのにｸﾞｽｯ」

駿「大丈夫だよ
痛くなかった？
とりあえず今日は学校おやすみしような」

彪「ｺｸｯｯ
また彪出たの
今日は出ないでねって寝る前に言ったのにｸﾞｽｯ」

駿「ちゃんと言ったのに出てきちゃったのは良くないね
俺も怒っとかないと
今日は一緒に寝るか」

彪「いいの？
今日も出ちゃったら駿兄、、あ、駿傷つけちゃうかも」

駿「大丈夫
俺強いから笑
これでも一応合気道やってたって言ってるでしょ」

彪「わかった」

駿「じゃあ下にいっておいで
拓が用意してくれてると思うから」

彪「はーい」

俺は彪太郎が出ていったのを確認して、最後の部屋へと入った

コンコン

駿「琉巧ー起きてー」

1番しっかりとしている最年少の部屋をノックして入ると、いつもは寝てる側にあるはずの義手が床に落ちていた

俺はそっと拾うとそのまま優しく琉巧の腕にはめた

その違和感に琉巧の意識が戻り始めた

琉「うぁぁぁあ、、、あれ？駿兄何してるの？
あれ？義手なんか曲がってる？」

寝ぼけてぼんやりとそう言うもんだから、笑いが止まらなかった

駿「何言ってんの？
早く学校行くよ」

琉「はーーーい
駿兄も早く下行かないとみんなに怒られるからねー」

駿「はいはい」

いつも通り元気な最年少を連れて階段を降りると

拓「駿、遅いって
斗亜がいじけ始めてるから早く」

駿「え、もうそんな時間？！」

時計を見ると中高生が家を出る2分前

やっばｯｯ

俺は急いで2人がまつ玄関へといった

斗「あ、やっと来た
ね、ね、早くいつものやって
そんじゃないと学校行けへんわ」

駿「よし、じゃあ行ってらっしゃい」

そういうと俺は2人のほっぺにちゅーをした

これは前のおじさんもやっていたこの施設のお約束

いつでも安心して帰って来れるようにってことらしい

最初は恥ずかしがっていたみんなもだんだん当たり前のようにやるようになった

ダッシュで家を出てく2人を見送って、昨日溜まっていた洗濯物を干しているうちに琉巧の行く時間に

琉「駿兄いってきまーす」

駿「ﾁｭｯｯ、、行ってらっしゃい」

琉巧を元気に送り出して、彪太郎と何やろうかなぁーって考えてたら、思い出した

今日ー新しい子来る日だったー！！