□嫉妬□ ページ39
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『お気持ちは有難いんですが、あー、と、付き合っている人がいるので、』
食事とかはちょっと、と遠回しに断りを入れたつもりなのだが男性は「大丈夫ですよ」と根拠の無い自信を持って遮ってきた。
「食事くらい社交辞令じゃないですか」
『……私まだ高校生なんで』
「それなら社会見学として尚更行きましょう!お金は僕が出しますから、ね、どうですか?」
『だから、私は』
もうたまらなくなって男性の手を振り払ってやろうかと思った時、「おいオッサン」と耳に馴染む声が聞こえる。
その人は私を引き寄せたかと思えば、少し前に出て男性から私を隠した。
「なっ、何だい君は」
「何って、四方木サンの彼氏だけど、どう言う了見で人の彼女に触ってんだよ」
「ほ、本当に彼氏が?」
『……』
疑われてたのか。
「どうせコイツに彼氏居ねぇと思って言いよったんだろ?残念、俺というイケメン天才彼氏が居んだよ。とっとと去れオッサン」
「……」
男性は私と五条くんを交互に見つめたあと、気に食わなさそうな顔を最後にその場から去って行く。
そのなんとも情けない後ろ姿を数秒眺めていたら、五条くんが重いため息をついてこちらを振り返った。
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雪狐 - ぴやァァァァァァァァァァァァァこれ好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ更新頑張ってぇぇぇぇぇぇぇぇん((Ki Mo I (2020年3月25日 5時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱぱ - 汚い言葉を使うことを許してください ばかくそにおもろいやないかいっっ!!!! (2020年3月23日 10時) (レス) id: 84d164d6bd (このIDを非表示/違反報告)
ミコト - う、うおぉおぉお!!!!!!!続きがすごく気になる!!!!!!!更新頑張ってください!!!!!!! (2020年3月22日 2時) (レス) id: a84576bae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:-naki- | 作成日時:2020年3月20日 21時