□まるまるしないと□ ページ34
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“○○しないと出られない部屋”
扉らしき所の上に掲げられている一言に、私と五条くんはゆっくりと目を合わせた。
私は五条くんと廊下で話していたところを硝子に呼ばれて、なんだろうと思いながら言われるがままに部屋に入って振り向いたら、意味のわからない一言があったという訳。
入って来た扉を開けようとしても、鍵がかかっているのか開けることが出来ない。
【A〜、調子はどう?】
『……硝子?』
【今2人を○○しないと出られない部屋に閉じ込めた。出して欲しくばこっちの言う通りに動け】
『え、夏油くんだ』
「傑、お前悪役似合わねぇよ」
【手始めにハグでもしてよ】
『急に雑』
っていうか、硝子と夏油くんはこの部屋の様子が分かるのか。
ハグすんのも恥ずかしいなぁ、と思っていると五条くんが何も言わずに後ろから抱きついてきた。
『……す、素直に動くね』
「こうでもしなきゃ出られない」
『まあ、そっか』
「それに最近話せてないし、いい機会じゃん」
私のお腹の前に回された指が、私の指と絡まり、なんだか小っ恥ずかしくなる。
それを五条くんは知ってか知らずか「大丈夫」と声をかけてくれたけれど、違うそうじゃない。君が近くて恥ずかしいんだ。
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雪狐 - ぴやァァァァァァァァァァァァァこれ好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ更新頑張ってぇぇぇぇぇぇぇぇん((Ki Mo I (2020年3月25日 5時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱぱ - 汚い言葉を使うことを許してください ばかくそにおもろいやないかいっっ!!!! (2020年3月23日 10時) (レス) id: 84d164d6bd (このIDを非表示/違反報告)
ミコト - う、うおぉおぉお!!!!!!!続きがすごく気になる!!!!!!!更新頑張ってください!!!!!!! (2020年3月22日 2時) (レス) id: a84576bae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:-naki- | 作成日時:2020年3月20日 21時