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前途多難【16】 ページ17






「オマエ、みほだっけ?アケミ?それともサナ?」

「誰それ、ウケる〜!サキなんだけど」

「あ、そう」



興味無さそうだな、おい。



「邪魔」

「え?」

「だから、邪魔」



五条くんは冷たく言い放ちサキさんの腕を振り払うようにしたあと、彼女が触れていた服の部分をサッサッと拭う。
突然冷たくされたことに驚いたサキさんは「え、さとる?」と困惑し、再び彼の腕を掴んだ。

目の前で行われるベタベタな修羅場に、私はたまらなくこの場を逃げ出したくなった。



「さとる、機嫌悪くない?なんかした?ごめんね。」

「ウザイ」

「え、ちょ、どうしたの?」



うん、お前どうした?
と、私も彼を見る。五条くんはもう少しで泣いてしまいそうなサキさんを無視して、私の手を掴んで歩き出す。

うるさいゲームセンター。
後ろから聞こえる、サキさんの声。
雰囲気はバリバリ怖いのに、優しい五条くんの手。



「ちょっと、なんでその子の手握ってるの!?私には、一度もさとるから触れてくれなかったのに!」



五条くんは足を止めた。



「逆にオマエに気があると思ってた?」

「え?」

「俺、本命出来たから。」



それだけを言い残し、再び私の手を握って歩き出した五条くん。


待って、五条くん。
本命がいるなら、こんな事しない方がいいよ。私が貴方に1番近い異性なんじゃないかって勘違いしてた女がここに居るんだから、これ以上はやめようよ。




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雪狐 - ぴやァァァァァァァァァァァァァこれ好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ更新頑張ってぇぇぇぇぇぇぇぇん((Ki Mo I (2020年3月25日 5時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱぱ - 汚い言葉を使うことを許してください    ばかくそにおもろいやないかいっっ!!!! (2020年3月23日 10時) (レス) id: 84d164d6bd (このIDを非表示/違反報告)
ミコト - う、うおぉおぉお!!!!!!!続きがすごく気になる!!!!!!!更新頑張ってください!!!!!!! (2020年3月22日 2時) (レス) id: a84576bae2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:-naki- | 作成日時:2020年3月20日 21時

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