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和也side
寝室から荒い呼吸が聞こえる
助けてあげなければ
「丈くん大丈夫！？」
「ハアハアハァハァはあ」
丈くんは過呼吸になってて
「丈くん大丈夫やからな、大きく息を吸って吐いて」
大袈裟ではないかと思うほどに呼吸の仕方を言う
俺にはこんなことしか出来ない
そう思いつつ背中を摩り俺は丈くんが過呼吸が治まるのを待つことしか出来なかった
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俺の言葉は届いたのか
大橋がすぐ来てくれた
「丈くん大丈夫やからな」
この言葉は俺にとっては安心でしかなかった
毎日過呼吸になるがいつもひとりぼっちで暗闇の中過呼吸を治まるのを待つしかできなかった俺が
情けないって分かってる
大橋もずっと不安そうな顔で俺を見る
こんな顔させるために俺は大橋の家に来たんやないのに
色々考えてる内に俺は夢の世界に入っていった
━━━━━━━━━━━━━━━
丈くんは過呼吸で疲れたのか気を失ったように寝てしまった
丈くんの頭を撫でるとサラサラの髪の毛がふわふわと揺れる
「丈くん、ごめんな。今日は本当にお疲れ様」
スースーと気持ちよさそうな寝息が聞こえてるうちに俺は丈くんに吐いたあと入ってもらおうと思っていたお風呂に浸かった。
何故だろうか、お風呂に入ると今日一日の情景がフラッシュバックしてくる
「俺は何してるんやろ。ずっと頑張ってきた隣の人の些細な変化を見つけることすら出来やんかった。大丈夫なわけないよな」
その声は俺にしか聞こえない。その安心感からフラッシュバックするのだろうかなんて余計なこと考えて。
寝室を覗くとまだ丈くんは眠ってる
今のうちに買い物に行こうと丈くんが朝食べれるような胃に優しいものを近くのコンビニに買いに行った
幸いにも明日は久しぶりのoffだ
丈くんと二人で過ごすなんていつぶりやろ？
俺はこの時まだ知らない
彼はまた病の虫に体が蝕まれてることを
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る(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございます、これからも応援しています！ (2019年11月22日 15時) (
レス) id: c18632ed84 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - リクエスト書いて下さってありがとうございます！とてもよかったです！！また機会がありましたらリクエストさせてください！ (2019年11月14日 19時) (レス) id: 585b53dded (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます！書いて欲しいことを詳しく書いて頂き大変助かります。もう少しお待ちください！ (2019年11月9日 5時) (レス) id: 6c7f282d9c (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - ねねさん» ありがとうございます！もう少しお待ちください！ (2019年11月9日 5時) (レス) id: 6c7f282d9c (このIDを非表示/違反報告)
藍 - 今まで読んできた小説で一番楽しく読ませてもらってます！リクエストなんですけど、丈くんがプレッシャーやいろんなことに追い込まれているのに、大橋君に遠慮して頼らず、一人で解決しようとするが限界がきたのを、大橋君が気付き、助けてあげる話が見たいです。 (2019年11月4日 19時) (レス) id: 3312d51475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2019年10月22日 16時
