Feelings in the cocktail 〜カクテルに込めた想い〜

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「まってまって！

アレは…広臣の前で

しか…飲んだ事…ないのっ！」








臣「…は？」









「あのカクテルはっ、広臣への…
私の無言の 告白だったから…っ」









言ってしまった…









もうアメリカに行くんだから

誤解なんてそのままにしておけば

いいのに…









バカな私。






だけど、アプリコットフィズだけは









広臣に向けたものだったから…









どうしても 耐えられなかった。









臣「お前、何言ってんだよ。今日ずっと

頭おかしい事ばっか、言いやがって。

あのろくでなし男の事、好きだったん

じゃねぇのかよ。」









…広臣の反応も当然なんだ。






「ろくで無し男 7号機とは…



付き合ってない。」








臣「付き合ってないって…」









「彼は…ただのホスト。


だから、お金を払って…どうしようも

ない寂しさを…埋めてもらってたの。」









臣「…待てって、全然、頭の整理が
つかねぇんだけど…


マジで、何、言ってんの？じゃあ、
さっき何でアイツは来たわけ？」









「…アレは…私も驚いた。



今まで、デートで私が払ったお金…

返すって…持ってきた。」







臣「……で？」









「…私を 好きだったから…

返したいって言ってくれたけど、

…受けとらなかった…」







臣「何でだよ。もったいねぇ。」






「だって、それを受けとったら、彼の

気持ちを受けとるような気がして…」







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