Feelings in the cocktail 〜カクテルに込めた想い〜

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「ひ、ろおみ…？」









臣「今日は…スーパームーン…
らしい。」








「…ん。」






.









ドクン ドクン、ドクン…ッて

大きくなる私の鼓動音が、広臣にまで

聞こえてしまいそうで…怖かった。








臣「…充電されたか？」







何だか、いつもより 優しい広臣に

またきゅんとしてしまって…

私は何も言えずに…ただ頷いた。









臣「…ってかA…って、こんな

ちっちゃかったっけ？」






.




拘束されていた腕が解かれ…






あ…サービタイム。


終わっちゃった… なんて考えてたら









頭を ポンッと…触られて…







また…胸が きゅっ…としまる。






広臣にとっては 何気ない行動の一つ







さっきのハグだってそうだけど…








私にとったら…








こんなに、ドキドキしちゃう事だって…







彼は…知らない。







異常なほどドキドキさせられた心臓を

沈める為、いつもみたいにテンションを

上げて、言葉を吐きだす









「…ちっさくて、悪かったわねっ！仕事では、結構高いヒール履いてんの！」








そして私は また数歩、後ろへ下がる








臣「言われりゃ、そうか。Aと
こんな風に歩くのも…久しぶりだしな


、、、でも、何で、そんな位置まで
下がるわけ？ 隣にいりゃいいだろ。」









「…いい。こっちの方が落ちつくの。」








臣「ふーん。」








私が広臣と歩く時は いつも必ず

隣ではなく









ほんの少し… 斜め後ろを歩く。






そして 大好きなその大きな背中に

飛びつきたくなるのを…





いつも、必死で…我慢してる。







臣「お前、まさかとは思うけど…
マスコミとか気にしてる？」








「…そう、じゃないよ。」






広臣が芸能人だからではなく…








隣は…彼女が歩くものだって…






勝手に思ってるから。

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