185 隆二 ページ10
タカヒロさんから
臣に連絡が入ったようで
LAから毎日、臣のウザい鬼LINE
ったく、そんな気になるなら
自分で電話しろっ!!
そう、送りつつも…俺も気になってた
余程、あの人が、彼女の亡くなった
恋人に似ているのか…
新しい室長が来て以来、Aさん
仕事のペースが崩れてるって
玲奈ちゃん言ってたし…
夕方、用があって事務所寄ったついでに
もう居ないだろうと思いつつ、一応
サイバー管理課の前を通ると…
まだ 電気がついていた。
もしやと思い 覗いてみると…
……!! は?…何で、アイツが?
黒崎室長が
彼女の肩を抱き寄せ…
キスしようとしていた。
頭に カァッと血が昇る感覚
思わず、駆け寄り、机にガンッと
手を突き、思いっきりヤツの肩を
彼女から引き離す!
「おい。その人から、離れろ!」
俺の姿に驚き 正気になった彼女
ったく、クソ野郎、俺らが
その人に近づく為に、どんだけ気を使い
苦労してるかわかってんのか?
って…言いたくなる。
「上司の立場利用して、その人に
気安く触んの、やめてもらえます?
普通にセクハラっすよ。」
黒崎「…や。そんな、つもりじゃ
ないが、軽率だった…すまない。」
じゃあ、どんなつもりだ この野郎
ぶん殴ってやろうか。
黒崎ってヤツが帰った後
力が抜けて…バタっと机に突っ伏す彼女
「…何、やってんだよ。」
いくら似てるからって…
どうしようもない 苛立ちを
そのまま伝えた
すると、取り乱した彼女が…
A「自分でも、どうすればいいか
わかんないっ…。登坂っちの事だって
好きかもしれないって、気づいた
けど…っ…
また、もしも
黒崎さんがあんな風に来たら…
避ける自信…ないょ……」
……!!……
わかってたけど… さ
そこに 俺は…いないんだょな…。
少し天然なとこも好きだけど
この時ばかりは 苛立ってしまい
自分の感情をぶつけてしまった…
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作者名:ひろみ | 作成日時:2021年6月1日 6時