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ep225 ページ50

…泣いてたなんて…。









玲奈「…っ……グスッ。

Aさん。私…っ。」









「ん…わかってるよ。」









玲奈「……へ?」







彼女の涙から 痛いほど伝わった

彼女の気持ち。









「……気づいちゃったんでしょ?





自分の気持ちに。」









玲奈ちゃんは ぐっと唇を噛み締め…









大きな瞳に涙を浮かべながら

コクッと 大きく頷いた。









私は黙って彼女をぎゅっと抱きしめた





「…わかる。私も…同じ。さっきの
見てて…胸が張り裂けそうだった」









玲奈「ぅわぁーんっ、Aさ〜ん。」









感情がぐちゃぐちゃで泣きじゃくる

玲奈ちゃんをよしよししながら…

私まで 一緒に泣いていた。









玲奈「今までは…何を見てもこんな

気持ちになんて、ならなかったのに」









すっごく よくわかる。









動き出した自分の気持ちに

戸惑ってしまう 感覚…








玲奈「明日は せっかく
ロマンチックな大イベントなのに…

楽しめない。」









あ。 そうか…金環日食。









玲奈「悔しくぃけど… 私…




アイツが



好きみたいです。」








大きな瞳に 涙を浮かべ

そう言った彼女は 凄く綺麗だった








「…うん。 でも…どうするの?

気持ち 伝えるの?」








玲奈「…ん わからなぃです。」








「…そっか。 長い歴史を変えるって
そんな簡単じゃないもんね。」








玲奈「…はぃ。」







「でも 亜嵐くんと玲奈ちゃんは
お似合いの2人だと思うよ。」








玲奈「…ぁりがとぅ ございます
ちゃんと 考えます。」







「うん」









玲奈「あーあ。なんかムカツイて
泣いたら、お腹すきました。」








「そうだね。じゃあ、ちょっと
早いけど、夕飯行っちゃおうか。」









玲奈「行っちゃいましょっ!」









私達は、少し早めに夕食へ向かった。

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作者名:ひろみ | 作成日時:2021年6月1日 6時

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