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ep180 ページ5

がんちゃんに

半ば、強引に

連れられて近くにできた

新しいカフェに来た。








岩「俺、クラブサンドとカプチーノで
Aさんは?」









「…じゃあ、ベーグルと 私も
カプチーノで。」









店員「はい。かしこまりました。」









岩「あの、新しい室長、黒崎さん?
だっけ?。そんなに、似てるんだ?
Aさんの元カレに…」









「…ん。似てる。…ものすごく」









岩「そっか。…ツライね。」









「……はぁ。私、いい歳して情けない
周りの人みんなを、心配させて、
迷惑かけて。」









岩「迷惑ねぇ〜。Aさんが思う
迷惑ってヤツに、俺やタカヒロさんが
入ってるなら、やりたくてやってる事
だから、ちょっと違うかな。」









「…え……」









「きっと、臣さんや隆二さんも。
もっと言えば、玲奈ちゃんも?

みんな同じでさ。ただ単純に
Aさんの力になりたいんだと思う」









「…がんちゃん。」









岩「だから、もっと頼ってよ!
俺らみんなを! 遠慮なく!ね!」









「…ぁりがと……」









この時、自分がものすごく

幸せ物だって事に 改めて気づいた。









ピコン♪

ピコン♪

ピコン♪




がんちゃんのスマホの通知音が

凄い勢いで 鳴る









岩「あ。ちょっとごめんね。」









「うん。どうぞ。」









岩「ぷっ。早速、臣さんの耳にも
入ったらしいね。」









「ええっ!?」









がんちゃんが、スマホの画面を

私に見せてくれる









登坂Aさんの様子どう? 何か変わった事あったら、 俺にも、連絡して!!









「…もう!バカっちょ!!」








私の声が聞こえたかのように

その直後。




ピコン♪




TAKAHIROアイツ大丈夫か?生きてるか? 明日俺、東京戻るけど、何かあったら 連絡くれ!






「。。。でた、父ちゃん。」







岩「ぷっ、父ちゃんてウケる。
みんなに、愛されてる証拠じゃん。」









「もの凄ま〜く、よく言えば…ね。」







ご飯の間もタカっちょからの

過保護LINEは続いた。

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作者名:ひろみ | 作成日時:2021年6月1日 6時

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