ep202 ページ27
玲奈「何かもー。
私いても関係ないし
こっちがドキドキするくらい積極的
ですね。…どうします?アレ。」
「玲奈ちゃん、アレって…笑」
玲奈「Aさん、大丈夫ですか??」
「ん。…大丈夫だよ。玲奈ちゃん、
色々…ぁりがとね。」
チンッ
エレベーターが 17階を示し
私達も 降りる
部屋のドアを開けると
綺麗なスイートルーム
もちろん 窓からの景色も絶景
玲奈「きゃあー♪Aさんっ!
見て下さい!海ーぃ!すごい綺麗。」
「うん、綺麗だね。」
窓を開けた瞬間、ふわっと舞い込む
真夏の暑い空気と潮の香り。
ザザーッ
波の音が 部屋を包んだ
キラキラの水平線の手前を
模型みたいな何隻かの船が通っていて…
ぼぅっと見ていられて…
非日常の世界に浸れた。
玲奈「あーあ。こんな素敵な場所で
夕日見ながら散歩とか、ロマンチック
ですよねぇ。映画のワンシーンみたい
登坂さんと、海辺、歩きたいなぁ。」
「それは、間違いなく亜嵐くんが
邪魔しに入るねぇ〜。」
玲奈「…縁起でもない。」
「ぷっ。でもほら、あれから放置だし
何か彼も…考えてそうだけど。」
玲奈「ゔーん。どうなんでしょう。
ってか、海行く準備しなきゃ!」
「あはは、だね!」
荷物を整理しながら
着替えを 準備していると
玲奈ちゃんの視線が私の手元で止まる
玲奈「Aさん。その時計って…
彼の…ですよね。」
「あ、コレ?…まぁね。お守り。」
玲奈「まだ…彼の事が…好き…
なんですか?」
「ん…どうなんだろ。好きなのか
幸せだった 思い出が忘れられない
だけなのか… わかんない。」
玲奈「…さっきの…室長の事。
どうするんですか?」
「…どうもしないよ。」
玲奈「でも、室長…付き合って
みないかって…言ってましたけど」
「付き合わない。」
玲奈「本当ですか?」
「ほんと。 だって室長は
彼じゃないから。」
玲奈「そうですよね。それ聞いて
ちょっと安心しました。」
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作者名:ひろみ | 作成日時:2021年6月1日 6時