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ep200 ページ25

10分ほどで
ホテルへ到着






目の前にはプライベートビーチ

ホテルのロビーも オーシャンビュー

遮るものもなく水平線が広がっていて








白い砂浜は太陽を反射してキラキラと

無数の宝石のように光り輝いている









『やばーい。海、超綺麗。』

『全室スイートだって!凄いよね♪』

『キャー。今市さんいる♪』

『今市さん、海似合いすぎぃ♪』

『え?登坂さんと岩田さんも?いるよ
これ、めっちゃアタリじゃない?』

『登坂さぁ〜ん!! 後で、一緒に
泳ぎましょうね。』

『明日のアクティビティって
何やるんですか?一緒に行きたぁい』

『岩田さ〜ん、花火しましょうよ♪」









騒ぎ立てる女子社員達が

彼らをぐるりと一気に包囲していた






玲奈「あ〜あ。見て下さいよ、アレ。
登坂さん達もう、あんなに囲まれて。」









まるで、これからサイン会か

握手会でもあるかのような人だかり








「そうみたいね。それより早く、
準備しないと 出遅れちゃうよ。」









玲奈「それは…分かってますけど。
約束、大丈夫かなぁ。何か…
あの人達に 横取りされないか心配。」









「ま、そん時はそん時だね。あはは
でも、何とか撒くんじゃない?」









玲奈「さすが!大人の余裕ってヤツ、
めちゃカッコイイっす!」









「いや、余裕なワケじゃないけど。」









何て会話をしながら、私達は

スーツケースをガラガラ引き部屋へ

向かっていた。












黒崎「大丈夫?
重そうだけど、持とうか?」









背中から聞こえた声。



「あっ!室長っ!!や、大丈夫です
独りで持てますっ。」









玲奈「わ!室長っ!私もいるから
だ、大丈夫ですからっ!」









黒崎「…彼らは、やっぱり女の子に
大人気だね。」








「…あ。そぅ…ですね。」









玲奈「そぅなんですょ。みんな女子は
三代目メンバーと、お近づきに
なりたくて、ウズウズですから。」









黒崎「そうか。じゃぁ心配だね。」








「…どぅ なんでしょう。」







何て答えていいかわからず

曖昧な返事をしてしまった。

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作者名:ひろみ | 作成日時:2021年6月1日 6時

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