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ep109 隆二  ページ34

アクシデントで

またしても 酔い潰れた彼女。









俺しか 知らない姿だと思ったのに…

って、思ったらついあの日の事を

口走ってしまいそうになった。









俺の頭は この間の告白と

さっきのキスの余韻から

抜け出せずにいるってゆうのに…









酔った彼女は あの日みたいに

俺の目の前で 臣に甘え出した。









きっと 亡くなった恋人と

間違えているんだろう…









彼女が 数年前に婚約までしていた

恋人を 飛行機事故で亡くした事は

メンバーみんな知っていたが、

決して 口にはしなかった。









しかし、今こうして、見ると

やっぱり彼女は臣の事が好きなんじゃ

ないかって 思えて仕方なかった









彼女を両側から支えながら









臣「なぁ。さっき…トイレ行った時
Aさんと…何かあった?」









え…まさか…見られてた?









いや…そんなはず ない。









「ん? 何で?」









臣「…や。気のせいかもだけど
戻ってきた時のAさん。何か
様子変だったから。」









やっぱ コイツすげぇや。

彼女の細かな変化とか しっかり

見てんだよなって思わされる









「…なぁ臣。ボナニヴェ何とかって
何だかわかる?」









臣「ボナニヴェ?食べ物?」









「…や、もっと…長かったような…」









臣「何の話だよ笑」









「2週間くらい前さ。」









臣「うん。」









「レストランで、1人で酔い潰れて
寝ちゃってたAさんを家まで
運んだんだ。」









臣「え……1人?」









「うん。何か…料理も酒も2人分
用意してあったけど…その席にいたのは
彼女1人でさ。様子おかしかったんだ」

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作者名:ひろみ | 作成日時:2020年8月14日 8時

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