ep19 ページ44
臣「ところで…
Aさんは?」
玲奈「奥にいますよ。」
臣「ありがとう。」
玲奈「…///」
いつもだけど、彼と話す時は
耳まで真っ赤で、まるでファンの子
状態の玲奈ちゃん
臣「Aさん。おはようございます。
ごめん。また…お願いします。」
両手を小さく合わせ、ごめんのポーズを
しながら、私の元へやってくる彼は、
なかなかの常連さんである。
「…登坂っち。またですか?」
臣「…すみません。」
「…仕方ないですね。わかりました。
何とかします。」
臣「ありがとう。Aさん。」
その後に続き再び
コンコンコン!
勢いのあるノック音
玲奈「はぁーい。どうぞ。」
NAOTO「おっはよーございまーす
Aちゃーん。」
玲奈「ナオトさん、おはよう
ございます」
NA「あ、玲奈ちゃんおはよ。その髪型
可愛いね♪もしかしてデート?」
玲奈「ありがとうございます。でも
残念ながら、デートではないです笑」
亜嵐「あ!ナオトさん待って!
俺もっ!」
閉まりかけのドアに、滑り込むように
身体をスルッと、入れ込んできた彼も
また相当な常連さんだ。
NA「、、、げ。亜嵐。オマエまた?」
亜嵐「…さーせん。」
玲奈「朝から、騒がしい。」
亜嵐「なんだよ、いたのかよ。…ん?
オマエ、その服…。」
玲奈「…何よ。」
亜嵐「もしかして…それしか、服
持ってないのか?オヤジさん、
金持ちなんだから、買ってもらえ!」
玲奈「もーうるさい!アンタは
ここに来すぎ。猿じゃあるまいし
もっと、気をつけられないの?」
亜嵐「モテる男は、ツラくてね。。」
玲奈「利用されてるとも知らず
幸せな、脳みそですね。」
古くからの友人だという2人の
テンポの良い、夫婦漫才かのような
掛け合いも日課
NA「あ!同じ服って事は…
もしかして…?」
玲奈「ご想像に、お任せします。」
NA「。。。マジ?」
亜嵐「想像する価値もねぇわ」
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作者名:ひろみ | 作成日時:2020年7月10日 17時