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2人でテーブルに

向かい合わせに座って

朝ごはんを食べる









そんな 普通の事が









すっごく 幸せだった。









『そういや、A。今日
何するか、決めた?』









「ジャジャーン!!」









アタシは さっきのリストを

そのまま 見せる事にした。









『。。。何コレ。』








「題して恋人としてみたい事
リストでーす!」








『。。。コレ、全部?』









「だって、やりたい事、あげろって
言ったの…広臣じゃん。」








『や、そうだけど、ってか、
ハロウィンも、クリスマスも
まだまだ先じゃんか。』








「うん。だから先ずは、誕生日?
広臣っ!誕生日いつ?」









『3月12日。』








「…とっくに終わっちゃってるね」









『…Aは?』









「12月3日。」









『まだまだじゃねーか。』









「うん…もうだめだね。」









『ってか、俺らって…誕生日真逆?』








「…3月…12日と、12月…3日
…あ。本当だ。逆だね。」








不思議と広臣には 自分と

多くの共通点みたいなものを感じてた









「……あ。」









『ん?』









「誕生日、今日…。」









『は?今日?』









「今日…6月…12日。」









『……?』









ぽかんとした顔の広臣。









それもそうだよね。









だけど、アタシにとって

その日は とても大切な日だったの









「ほら、2人とも3月12日と
12月3日で12が入るし、思えば、
6月はちょうど、1年の真ん中!
だから、今日やろうよ!」









自分でも 無理矢理な

こじつけだなって 思った。

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作者名:ひろみ | 作成日時:2020年7月10日 17時

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