174 ページ25
助けてくれた時、聞こえた遠い声は、確かに私の名前を呼んでいた。
けれど今は事務所じゃないのに
「綾瀬。」と… ハッキリそう言った
一瞬でも、まだ私に気持ちが残っているんじゃないかなんて、淡い期待を抱いた自分が情けない。
そして、そんな馬鹿な私に追い討ちをかけるように…
『…広臣?この人…誰?』
臣の背中から聞こえた声。
ひょこっと顔を出す、長い髪の美女
まさに…yurikaさんだった。
既にもう、広臣と呼んでいる彼女。
2人はラフな格好で、部屋にいて、コンビニに買い物に出て戻った。そんな様子が見て、とれる。
私達は深い関係で、彼は私のモノ
そう言われた感じがした……
『ああ。うちの…スタイリスト。』
『ふーん。』
うちの…スタイリスト…か。
ああ…私は何て馬鹿なんだろう。
自分から…傷に塩を塗るみたいな事
そして、彼女の視線が、ゆっくりと私に 向けられた。
整った長い睫毛。スッと通った鼻筋。
綺麗… さすがモデル。
「はじめまして。私、三代目の専属スタイリストをしております、綾瀬と 申します。」
『スタイリスト。』
「…はい。プライベートな所に、突然押しかけ、大変 申し訳ございません。先日、仕事のトラブルで 登坂さんに助けて頂いたお礼をと思いまして。」
頭を下げながら、本当は泣きたかった。
震えそうになる声を…必死で耐える
言っている事は 嘘じゃない。
確かに臣に お礼を言うつもりで来た。
ただ…こんな形で
臣に伝えたくはなかっただけ。
1360人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「LDH」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひろみ(プロフ) - ゆっかさん» 間違えてしまった部分を訂正中でして、少しお待ち下さいね♪いつも、ありがとうございます (2020年5月2日 1時) (レス) id: 1d04770cad (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - saya08067さん» はじめまして!修正が、終わり次第パスは外しますので少しお待ち下さいね♪ (2020年5月2日 1時) (レス) id: 1d04770cad (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - RiNさん» はじめまして!コメありがとうですぅ。ただ今修正中でして。しばしお待ち下さい! (2020年5月2日 1時) (レス) id: 1d04770cad (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - KOKOAさん» はじめまして!ただ今間違えてあげてしまった部分と消去してしまった部分を訂正中です。終わり次第パスは、はずしますのでお待ちください(*_ _)人 (2020年5月2日 1時) (レス) id: 1d04770cad (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - れいさん» れいさんはじめまして!コメありがとうございます!ただ今修正中で終わり次第パス外しますのでしばし、お待ち下さい(*_ _)人 (2020年5月2日 1時) (レス) id: 1d04770cad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひろみ | 作成日時:2020年4月20日 6時