ブルー ムーンストーン 1

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翌週、撮影時に借りた、臣さんの洋服を届けに、仕事終わりに自宅へ向かった。








今日の8時以降は、確か家にいると、言っていた臣さん。









チャイムを押しても、応答はない。
電話も…出ない。









おかしい…。









もしかして…。具合悪くて、倒れてたりとかする？？









心配になった私は、ELLYさんに電話して、オートロックの番号を聞く









エントランスのロックを開けて、臣さんの部屋へ着く。









一応、もう一度チャイムを鳴らすも、やはり応答はない。








そっと…ドアノブに手をかけると…

……！！









カギが 開いてた……









「…失礼しまーす。…臣さん？」









リビングのテーブルに突っ伏して眠る 臣さんの姿。









周りには、沢山のお酒の空き缶や、ビンが、ゴロゴロ 転がっていた









……ﾊｯ…臣さん……








「臣さんっ！大丈夫ですか？」









身体を強く揺すると、だるそうに少し顔を上げた…









その時、ふと目に入った

臣さんの手にあった封書。








名前までハッキリ見えなかったけど…









多分、誰かの結婚式の招待状。









踏みこんでは いけない。









そんな…予感がした…









「…臣さん、これ、この間の撮影で、お借りした私服。洗濯しましたので、ここに、置いておきますね。」









そう言って、部屋を後にしようとした時…







クイ………


手首を掴まれ……








『…どこ行くんだよ。』

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