Sour Sweet memories ��

121 臣 ページ21

アイツにビンタされた

右頰がジンジンしていた…









A 「バカにしないでよっ！

臣のバカっ！」









アイツ、泣いてたな……









もちろん。バカになんて、してない。









ただ、自分の気持ちを伝える前に

愛しいって。感情が溢れ出し…









理性が抑えられなかった結果……









アイツを傷つけた……。









あんな思いした日に、軽率すぎた…









変なプライドなんか持たないで

もっと、ちゃんと…時間をかけて

気持ちを伝えて、すべきだったよな。









俺、ほんっと…ダメすぎだろ…。









その後、外から、何度も電話したけど

アイツが電話に出る事はなかった…









せめて、メールでもって思ったけど









今、何か言えば…また

傷つけてしまうかもしれないって。









そう思うと、出来なかった……









颯汰から、美香に告白して

付き合う事になったって、報告がきた









アイツ、すげぇな。

有言実行してんじゃん……









それに比べて俺……何やってんだ…。









明後日、アイツにもう一度、謝ろう









しかし、月曜も、火曜も…









学校に、アイツの姿はなかった…。









部活が始まる前

颯汰と美香が、準備していた。









颯汰「お〜、臣。」









「…悪い。颯汰。美香

ちょっと借りるわ。」









颯汰「えっ？お、おぅ。」









颯汰に断り、美香を連れ出した。

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