続 ストロベリームーン 〜月と私〜3

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臣「…だから……

子供の事だろ…？…知ってた…。

もちろん…アイツが…俺に…何も

言わずに…勝手に病院へ行った事も…」









「…臣…知ってたの？知ってて……

何も…言わなかったの…？」









臣「そもそも…向こうは…売名目的で

俺に近づいてきたわけで…妊娠が

わかっても…モデル…やめる気…

無かったんだし…仕方ねぇじゃん」









「そ……んな…」









でも…本気で臣を…愛してたのに…









臣「何の相談もされず…その後だって

何も…無かったかのような態度…

取られたら……例え気づいてたって

それに合わせるしかないだろ…。」









「じゃあ…あの時…もし…

相談…されてたら…？」









臣「…たらればを話したって…

キリないし。そこに何の意味が

あんだよ…。」









「……そぅだけど…。」









臣「あーもーいらつく。はぁーっ。

オマエは一体…何を言わせたいわけ？」









「……何って……」









臣「…あの頃だったら…多分…

責任…取ってると思う…」









自分で聞いといて…切なくなった









「………。」









臣「自分で言わせたくせに。ったく…

なんなんだよ！その顔…。」









「…だって…」









臣「どっちにしたって、大事な事…

何一つ相談してもらえなかったんだ。

俺はアイツにとって、その程度の男

だったって…事だろ。」









「でも…優空さんは……」









臣「もう…やめよう。意味ねぇよ。

こんな話。」









やっぱり…臣も…当時…は…

本気で優空さんを…愛していたんだ…









…ちゃんと相談して…

話して欲しかったんだだと…思う









…きっと…男として…

頼ってほしかったんだよね…









何となくだけど…そう…感じた…

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