続 ストロベリームーン〜月と私〜 1

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光希さんが帰ってすぐ

夕飯の支度に取り掛かる…









今日は比較的、楽だが…なんせ

ツワリに悩まされる私は、あまり

食欲はなく、夕食は臣の分だけ作り…

私は野菜サラダと…うどん









よって…洗う食器も少ないので

食洗機に入れるまでもないかぁ。









よしっ手で洗っちゃおっと♪









光希さんとの話から私は…ずっと

お腹の赤ちゃんが、男女どっちか

気になって…名前を考えはじめた。









手に、いっぱい泡をつけ…

1人…ぶつぶつ言いながら……









「男の子なら〜やっぱりぃ♪

臣から一文字とっちゃうとかぁ〜!

ひろき？ゔーん。ありきたりだなぁ…」









「…ひろと？。。。ん？なんか…

そんな役やってた？ゔーん。ないな。

あきおみ？いや臣を使うと大反対に

あいそうだなぁ||||；」









下を向きながら…ぶつぶつ言ってたら

一瞬……頭の辺りが暗くなったような…









なーんて……気のせいかね♪









「ひろむくんとか？？いや、

イマイチか…あっ！」









…“ガッチャン”……









「うわっ|||:やってしまった……」









名前で頭がいっぱいで…手が滑って…

皿を泡だらけのシンクに……









割れたっぽい音がしたけど…

どうしよう…泡で見えないなぁ。









物体を探そうと…慌てて泡だらけの

シンクに手を入れようとしたとき……









……“ガシッ！！”………






「……！！ゔわあっっ！！」









いきなり手首を掴まれたっ！！









ひっくりかえるほど驚いて……

手首からゆっくり…視線を辿ると……









「お、おみっ！」









そこには…いつの間にか帰って来た

キャップを被ったままの臣の姿。









臣「おい、こら。

“おみっ！”…じゃねぇよっ」









ゔー。帰って早々…

何故か不機嫌なダンナさん||||；

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