続 ストロベリームーン〜月と私〜 1

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言われた通り着付け室へ

色とりどりの浴衣が綺麗に棚に並ぶ









「…わぁ…すごぃ…」









仲居「どの柄にいたしましょうか

お好きな柄をお選び下さい。」









どの浴衣も綺麗で迷ってしまう…









「えっと…どうしよう…。」









思わずスタンダードに紺色に

手を伸ばした時…









仲居「こちらの紫など、いかが

でしょうか。お似合いになるかと」









仲居さんが持っていたのは

明るめの綺麗な紫の浴衣。









自分では選びそうにない色だけど

せっかくだから…選んでもらお









「あ…じゃあ、紫でおねがいします」









仲居「はい。かしこまりました。

では…苦しかったら、ご遠慮なく

おっしゃって下さいね。」









「…はい。よろしくお願いします」









もうすぐ安定期…

大分お腹も…目立ってきた…









慣れた手つきで仲居さんは

数分でパパッと着付けてくれた…









妊婦でも全然…苦しくない…。









仲居「大丈夫でしょうか？」









「凄い…全然苦しくないです…」









仲居「そうですか。よかったです

奥様。思った通り紫色、よく

お似合いですね。」









「あ…ぁりがとぅござぃます。」









奥様……///何か…知らない人に

言われるとくすぐったいな……









仲居「旦那様もきっと…

惚れ直してしまいますね♪」









「いや…そんな…//

ありがとう…ございました。」









仲居「ごゆっくりお過ごし下さい」









私は、仲居さんにお礼を言い

部屋へ向かった…









臣…何て言うかな…

似合うって…言ってくれるかな…

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