target 5 〜スパイの恋〜

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デートするヒマもない

なのに…好きな人がいるって事は……









「何だ？じゃ、アレか、遠くから

見てます、片想いか。」









櫂「うるせぇ。」









「あらま。図星だ。ちょっと、どこの

誰よ。ユウリより、美人なわけ？」









櫂「…かわんないんじゃないか。」









「変わらない？おい、簡単に言うなよ！

双子のアタシが言うのもおかしいけど、

ユウリと同じレベルなんて、芸能人でも

なけりゃ、なかなかいないって。」









櫂「まぁそうかもな。」









「ゔわっ！…まさか…アンタ……」


櫂「………。」









「アンタ、アタシが必死に、芸能界で

頑張ってる間に、他のモデルさんとか、

女優さんにっ、恋しちゃったワケ？」









櫂「んなワケないだろっ！アホっ！」









「アホとは何よ、だいたい、それなら

一体、誰よっ！教えなさいよっ！」









櫂「…頭悪いなオマエ。」









「アタマ悪くないわっ！5か国話せる

っちゅうの！他の芸能人じゃなきゃ、

アンタの周り、麻友とアタシしか

いないじゃんっ！」









櫂「…そうだな。」









「そうだなって…アンタ…」









……ん？……待て。





それって…………！！！……

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