target 3 〜スパイの恋〜

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手を繋ぎたいって

真っ赤な顔で言ったユウリ。









女から見ても可愛い。

それに優しく応じる臣。









アタシ…ジャマかも 笑









…trr…trr…trr… アタシの電話が鳴る

着信 がんちゃん









一瞬…臣と目が合って…

臣「…でれば？」









少し2人から離れて…

「……もしもし。」









岩「……A?今…どこ？」









「どこって……外だけど…」









岩「言えないとこ？…例えば…

臣さんと…一緒とか……？」









「………どうしたの？」









岩「何も言わないって事は…図星？

俺ね……今…どうしても…Aに

会いたい…。」









…………会いたいって……

しかも……がんちゃん酔ってる…？









「もしかして…酔ってる？」









岩「…うん。少し。1人で…ずっーと

Aの事ばっか考えてたら…

すっげー会いたくてさ…」









「………がんちゃ…ん…。」









岩「……だから……ダメもとで…

言うけど……今から…会いに…来て」









アタシが…いない方が…もしかして

ユウリも…この後………









臣と…いい感じになれたり……

するんだろうか……









……なんて考えが…頭をよぎる


「…いいよ。」









岩「へっ？えっ？嘘、マジ？」









「自分で誘って、何焦ってんの？(笑)」









岩「や、だって絶対断られると…

思ってたから……びっくりした…」









「アタシ、どこ行けばいいの？」









岩「…四ツ谷の…アクアって店にいる」









「…わかった。待ってて。」

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