target 1 〜スパイの恋〜

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櫂「で、本題に、入るが

このグループで、要となる今回の

ターゲット登坂広臣はメンバーの中で、

女性との噂も立ちやすいから、ネタも

見つけやすいだろうとの事らしい。」









「見つけやすいなら、自分らで

やりゃぁいいのに。」









ボスが、私を睨み咳払いをした。

ボス「ゴホン。」









「あ、すみません。で？早速……

やっぱり…張り込みですか？」









櫂「………」









急に黙り込む櫂(かい)









ボス「いや。今回はA。お前が

芸能人になってこい。」









「。。。は？」









ボス「メンバーに、お前が近づいて登坂

のスキャンダルネタの、動かぬ証拠を

とってこいという事だ。」









「おほほ…ごジョーダンを(笑)」









ボス「…冗談に聞こえるか？…もちろん

本気だ。別の生活してみたいって、お前

散々…言ってたろ？」









「……ぐっ……。」









それは…アタシというか…

片割れのために…。









ぐうの音も出ないとは…

まさに…この状況。









ボス「…好都合じゃないか思う存分。

芸能人生活、満喫してこい。」









クソジジぃ……。









話を、上手い事すり替えて…

ツラっとしやがって…ハラタツ









ボス「…もしネタがなければ、お前が

登坂を食って、ネタを作るんだな。」









…食ってネタを作れって？









…悪魔……鬼…

ユウリには絶対言わないくせに。









人ごとだと思って

簡単に言ってくれるじゃん

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