target 1 〜スパイの恋〜

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怪しい男が…レジに

置いたものは…栄養ドリンク、のど飴

マスク、缶ビール、おつまみ、を購入









お兄さん。風邪ひいてんの？

なら、ビールはやめときなよ(笑)

…なんて一人で突っ込んでみる









男「コレ…お願いします。」









「はい。いらっしゃいませ。お箸は、

何本、おつけしますか？」









男「……！‼」









怪しい男は…一瞬……アタシを見て…

止まったように…感じたけど……









…サングラスで…男の目は見えない…









でも……確実に…アタシの顔を見て…

何かに気づいたようだった……。









…背筋が……凍った…。

あたしを…知ってるの？……マズイ。









まさか…アタシに恨みがある奴とか？









「あ、あの…お箸は何本必要ですか？」









男「あ！一本お願いします。」









その日の事は…

櫂(かい)や…ボスには…言わなかった…









言ったら今すぐ辞めろと言われるから…

アタシを狙ってる奴なら…また来るはず









顔さえ見れば……わかるかも。









家に帰ると…ユウリがアタシの帰りを

首を長ぁ〜くして待っていた。









結梨「Aちゃん！おかぇりぃ♪

ねぇねぇどうだった？どんな感じ？」









キラキラした目で…

外の世界を知りたがる姫に…

一連の業務の流れを説明する。









結梨「ゔーん。なかなか難しいなぁ。

私にできるかなぁ？？」









「大丈夫っ！できるよ！

様子見て…交代しよ♪」









結梨「うん♪ありがとう♪」

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