☆2 ページ42
全力で逃げる私、でも、追いかけてきた隆二に、すぐ捕まってしまう…
『待てよっ！』
「…いやっ！離してっ！」
『…離さない。誤解すんな、今のは、違うから。』
「…誤解？違うって、何が違うの？」
『あれは…急にされて…避けられなかった。』
「もぉ……そうゆうとこ、ほんとに嫌だ。あの子が、隆二にベタベタするの見て、毎回、真っ黒な気持ちになる。隆二は、いつもみんなに優しい。なのに、私は、イライラして嫌な女。いっつも、私ばっかり、嫌な顔してる。」
『……』
『もう辞める。ヘアメイクは、誰か違う人に頼んで！」
『…嫌な思いさせて…ごめん。俺は…Aにやってほしいけど…Aがどうしても嫌だって言うなら…そうする。』
「どうしても嫌っ！もうここに、来たくない。あんなの見たくないもん！隆二は何で、あの子の事、きっぱり突き放してくれないの？」
『…だって、毎日、顔合わせるスタッフに、冷たくなんか…できない。』
「何それ。…隆二は…私とあの子…どっちが大事なの？本当は、あの子の事…好きなんじゃないの？」
『は？好きなわけないだろっ！何で、俺を、信じられないんだよっ！』
「…キスまでして、どう信じろっていうのっ…」
『だから、誤解だって！アレはいきなりされて、避けられなかったんだって…
俺が好きのは…お前だけだ…』
キスしようとしてきた隆二の身体を…跳ね除けた…
「あの子とキスした唇なんて…嫌っ！
…触らないでっ！！」
『……俺の事が…嫌い？』
その時…隆二は凄く…傷ついた顔だった
声も……顔も……
不器用なとこも……
全部、全部 …嫌いじゃないの
好きすぎて…ツラい。だから……
「……嫌い。みんなに優しい隆二が…
大…嫌い。」
『……。』
「私は、いつだって、隆二の特別でいたい。私だけを見てほしい。スタッフが大事とか、わかるけど、隆二が他の子に触れるだけで、嫉妬で、頭が…おかしくなる…耐えられないよ…
いつか、こんな私を…隆二は、嫌になる。きっと隆二は…私じゃない方が…いい。私たち…根本的に合わないもん。だから…
…別れよう。隆二。」
さよなら。隆二。
ごめんね…隆二。
今は辛くても…時間が経てば…隆二との日々も…
きっと…きっと、きっと、きっと…
色褪せていくから。
あなたをもっと理解してくれる…誰かと
どうか……幸せに。
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ひろみ(プロフ) - みゆさん» 喜んでいただけて何よりです✨時間ある時、読んで下さい🥰 (2022年10月24日 16時) (
レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - short story大好きです！！パスワード解除ありがとうございます！！！またキュンキュンさせていただけて嬉しいです😊 (2022年10月24日 14時) (レス) @page49 id: 8bff029943 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - Ks411113さん» ありがとーございます‼️ショートはあまり得意じゃないけど、また書く事もあるかもしれません😊臣ちゃんですね♪了解です✨ (2022年10月22日 22時) (レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
Ks411113(プロフ) - shortstory大好きです！新作あったら嬉しいです！特に臣ちゃん希望です。Pale blueは何度読んでも涙だが出ます。 (2022年10月21日 23時) (レス) id: 009c65d6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2021年6月26日 12時
