☆13 ページ39
「私も…この手、
…好きだよ。」
『、、、手だけ？』
「その先は…言わなくても…察してよ」
『…ちゃんと…言葉で聞きたい。じゃないと…不安だし。』
「不安て…わざわざ、4つも年上の私なんか選ばなくても、岩田なら、女の子選び放題でしょ？何で…そんな…」
『俺だって好きで、年下に生まれたワケじゃない！努力したって、どうしようもない事、いつまでも、こだわんなよ!』
「こだわる…ょ。もう…あんな思い…したくないもん…」
『しねぇよっ！俺はっ、Aにあんな顔、させたりしない！』
「……！！…」
『…絶対、笑顔にするって…約束する。Aに言わせれば、俺は女の子を選び放題なんだろ？だったら、Aを選ぶから。観念しろ。』
…気持ちは、ハッキリ言わない方が…
終わる時も…きっとラク。その方が…岩田の為になるって…思うから…
『…A。』
僅かに掠れた低い声で呼ばれて…胸が…
焦げたように熱くなる。
「…呼ばないでっ…」
息苦しさを覚えて…胸を押さえた。
『A。こっち、見て。』
「…もぉ…呼ばないでって言って…」
『…好きだ。』
愛しいものを見る瞳で…そう言われた後
パッと目の前に出された綺麗な手は、私の二の腕を通って…太ももへと移動した…。素足に感じた岩田の熱が、驚く位
熱くて…クラクラする
「……っ、ちょ…岩田っ…」
『…剛典。って呼んで。』
「…ムリ。ちょっ…こんな場所でどこ、触ってんのよ。」
『…ん…Aが好きな俺の手が…Aに触れたいって。』
「…なっ…その言い方…ずるぃ。」
『…剛典が好きって…言ってくれたら…
ストップするって。手が言ってる』
「…なに、バカなことっ…」
『言ってくれるまで…やめない。』
もう、若い子みたいに…可愛く好きとか…言えないから…察してって言ってるのに…
熱い指先が…内腿をツーッとなぞり…思わず声が出てしまいそうになるのを、必死に塞いだら…
『どうする？早く、言ってくんないと…この手、止まんなくなっちゃうよ？それとも…止めないでって…意味？』
「…っ…ちがぅ…、まって… 。」
『…ムリ。』
「…剛典。私…4つも年上で、可愛げもないし、ずっと好きでいてもらえる自信もないけど…私も…っ
剛典が…好き。」
ピタリと手は止まったけど、その直後…ぎゅうって、抱きしめられた
『…やばぃ…俺…泣きそう。』
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ひろみ(プロフ) - みゆさん» 喜んでいただけて何よりです✨時間ある時、読んで下さい🥰 (2022年10月24日 16時) (
レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - short story大好きです！！パスワード解除ありがとうございます！！！またキュンキュンさせていただけて嬉しいです😊 (2022年10月24日 14時) (レス) @page49 id: 8bff029943 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - Ks411113さん» ありがとーございます‼️ショートはあまり得意じゃないけど、また書く事もあるかもしれません😊臣ちゃんですね♪了解です✨ (2022年10月22日 22時) (レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
Ks411113(プロフ) - shortstory大好きです！新作あったら嬉しいです！特に臣ちゃん希望です。Pale blueは何度読んでも涙だが出ます。 (2022年10月21日 23時) (レス) id: 009c65d6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2021年6月26日 12時
