☆3 ページ29
車に乗った瞬間
『どこ、行くの？』
「どこって撮影に決まってんでしょ。」
『じゃなくて、今月末の休み。』
「……岩田は、知らなくていいの。」
『よくない。俺のマネージャーなんだから、休むなら、理由聞いとかないと、
何かあった時、困るじゃん。』
「…何かあったら休まないし、仮に私が
いない間に、何か問題でも起きた時は、どこにいても、飛んで来ますから、安心して、お仕事して下さい。」
少し間があいて…
『それ、Aの瞳が…腫れてんのと…
関係ある？』
この子は…ムダに感がいい。
昨日は休みだったし…これでも…
泣き腫らした瞼は…随分、落ち着いたのにな。
「…関係ない。ほら、着いたよ。」
なかなか降りようとしない、ダダっ子 王子を、急かすように、後部座席を振り返ると…
……！！
助手席と運転席の間に身を乗り出し…
鼻がぶつかるんじゃないかくらいの
距離まで来ていた…
『言いたくないなら、無理に聞かない
けど、1人で泣くくらいなら、俺を呼びなよ。いくらでも、付き合ってやるから。』
…なんて。思いっきり男の顔で、そんな甘いセリフを言い出すから…
私の心臓も
ばくんっ…
なんて音をたてて、大きく動いてしまう
この子は、一体、どうゆうつもりで……こんな事を、言ってるんだろうか。
…だめ。つられちゃ。
立場上…いくら心がボロボロでも、彼に寄りかかってはいけない…
そう…言い聞かせた。
「….はいはい。じゃあ次はそうする。
3時だろうが、4時だろうが、叩き起こすから、覚悟して。」
『…チッ、仕事みたいに言いやがって』
「ほーらっ、早くっ！！」
『あー、はいはい。』
「はいは、一回でよろしい。」
『はいはい。』
バクバクする心臓を悟られまいと、必死の思いでようやく、かわした…
私…何ドキドキしちゃてんのよ。
はあ…いい歳して…情け無い。
待っている間、直己にLINEで連絡
「あの話、メンバーの前ではしないで。
特に岩田がいる時は、絶対！！！」
ビックリマーク3つも入れて、強調したから、大丈夫だと思うけど…
さっきもそうだけど、直己って、全っく空気読んだり…できない奴だからなぁ…心配。
…なんて考えながらも、最近、睡眠不足だった私は、いつのまにか…眠りに堕ちていた…
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ひろみ(プロフ) - みゆさん» 喜んでいただけて何よりです✨時間ある時、読んで下さい🥰 (2022年10月24日 16時) (
レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - short story大好きです！！パスワード解除ありがとうございます！！！またキュンキュンさせていただけて嬉しいです😊 (2022年10月24日 14時) (レス) @page49 id: 8bff029943 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - Ks411113さん» ありがとーございます‼️ショートはあまり得意じゃないけど、また書く事もあるかもしれません😊臣ちゃんですね♪了解です✨ (2022年10月22日 22時) (レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
Ks411113(プロフ) - shortstory大好きです！新作あったら嬉しいです！特に臣ちゃん希望です。Pale blueは何度読んでも涙だが出ます。 (2022年10月21日 23時) (レス) id: 009c65d6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2021年6月26日 12時
