☆7 直己side ページ33
一年半ほど前…
真夜中に突然、鳴った電話…。
Aからだった
「…もしもし。どうした？」
『…直己…っ。どぅしょぅ、私…もう、どうやって生きていけばいいか…わかんない…っ…助けて…』
今にも消えそうな声で、俺に助けを求めてきた
「今すぐ行くから、待ってろ。」
電話を切ってすぐに、Aの家に駆けつけると、真っ暗な部屋の床に…ペタっと座り込んでいたA。
数日、寝てない様子で、見るからに、気力も体力も、限界を迎えていた…
「…おい、A！どうした？大丈夫か？」
『直己…私、仕事…辞めちゃった。』
「…辞めたって。何で急に…一体…何があったんだ？」
『遼と、美希が…付き合ってる…の…』
「…は？意味がわかんねえよ。遼って、お前の彼氏だろ？それが何で、美希と？？」
Aは、千葉の大学病院で医療秘書をしていて…同じ病院の外科医と付き合っていた…
Aが言うは、仕事がしずらくなるから、職場には隠していたらしく、たまたま彼氏と、デートで行った店で、幼馴染の美希と偶然、会ったとか。
そこで、話した際に彼氏かと聞かれて、思わずいつものクセで、ただの職場仲間だと答えとしまったのが、事の発端。
美希は、Aの幼馴染で、俺もよく知っている。総合病院の院長の娘で、美人だが…プライドも高く、なかなかの性格だ。
Aの彼氏に、一目惚れをした美希が、親の立場を利用して、男に近づいた。
男にとっても、総合病院の院長の娘は…将来が見える話。当然、乗らないワケがない…結局、Aに内緒で、美希とも関係を持ち始めた…
男は、Aという存在を隠したまま…美希と付き合い始め、結婚まで決めた。しかし、Aと別れるつもりは…なく、関係も…続いてるらしい。
「美希は…それ、知ってんのか？」
『ううん。…何も知らないの。だから今、私が別れれば、美希は…傷つかない。』
「…悪い事は言わない。美希の為じゃなくお前の為だ。別れろ早く」
Aは泣きながら、頷くだけだった。
今にも、良くない事をしてしまいそうで
心配だった俺は、毎日アイツの生存確認をし、無理矢理、飯を食わせた。
男とは、完全に切れてはいない様子だったが、少しずつ…人間らしさを取り戻しつつあったから、とりあえず俺らのマネージャーを、してみないかと誘って…今に至る。
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ひろみ(プロフ) - みゆさん» 喜んでいただけて何よりです✨時間ある時、読んで下さい🥰 (2022年10月24日 16時) (
レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - short story大好きです！！パスワード解除ありがとうございます！！！またキュンキュンさせていただけて嬉しいです😊 (2022年10月24日 14時) (レス) @page49 id: 8bff029943 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - Ks411113さん» ありがとーございます‼️ショートはあまり得意じゃないけど、また書く事もあるかもしれません😊臣ちゃんですね♪了解です✨ (2022年10月22日 22時) (レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
Ks411113(プロフ) - shortstory大好きです！新作あったら嬉しいです！特に臣ちゃん希望です。Pale blueは何度読んでも涙だが出ます。 (2022年10月21日 23時) (レス) id: 009c65d6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2021年6月26日 12時
