13☆ ページ23
「…きゃぁっ」
そ、そうだ。
私、今…下着姿だった
「あ、あのっ…服着るのでっ、アッチ向いててください！」
『…さっきフィッティングルームに入った時…俺、マジで倒れるかと、思った…』
「え……」
電気がついて、私の下着姿がはっきりとさらされている恥ずかしさで…
慌てて部長から離れようとするのに、片岡部長は離れるどころか、じりじりと近づいてきた。
マズい…このままだと…
唇が…触れちゃう……
ぎゅっと目をつむり、部長の吐息と… 香りを感じる。
『…女の下着姿なんて、仕事で飽きるほど見てるはずなのに、Aだと…
全然…違ったんだ…』
ドクン ドクンと…早まる鼓動
あつく伝わってくる…確かな熱に、
逆上せてしまいそう…
『…嫌だったら…ひっぱたいて。じゃなきゃもう…止めらんない。』
そう言って、強く私の手を掴んだ片岡部長。
あんなに苦手だった アイツと同じ香りも、今は…たまらなく甘く感じて…部長の肩にコツンと額を寄せる。
『…。マジ、ほんっと勘弁して。
これ以上…可愛い事すんの。』
「ぶ、部長だって…すぐ、可愛いとか言うの…やめてください……恥ずかしすぎて、おかしくなるっ、」
耳にまで熱が集中するのを感じる…
反論するつもりで軽く部長の胸元を叩く私の腕を掴んで、部長は自分の方に強引に引き寄せた。
その強い力に逆らえず、私は部長の方に、なだれるように倒れこんだ。
『……顔真っ赤。A。俺にどうしてほしいの？』
「……っ…」
『ほら、そんな顔してどうしてほしいか…言ってみなよ。』
やばい…もう…どうしていいか
わかんない…
「…キス…し…。」
最後まで言い終わる前に
そっと 唇が触れた…
ふっと一瞬離れた後…
物凄く 熱っぽい 男の瞳で私を見つめる部長
『……Aが 好き。俺はずっと、こうしたかった』
バクバク言い出す 私の心臓部
でも熱を帯びた部長は止まらなくて…
『…なあ、A。力抜いて…。怖く…しないから。』
きゅんとした胸を落ち着かせるまもなく
戸惑いながら私は…薄く口をあける
そしてそれが何を意味するのか、
知らないほど私たちは子供じゃ…ない。
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ひろみ(プロフ) - みゆさん» 喜んでいただけて何よりです✨時間ある時、読んで下さい🥰 (2022年10月24日 16時) (
レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - short story大好きです！！パスワード解除ありがとうございます！！！またキュンキュンさせていただけて嬉しいです😊 (2022年10月24日 14時) (レス) @page49 id: 8bff029943 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - Ks411113さん» ありがとーございます‼️ショートはあまり得意じゃないけど、また書く事もあるかもしれません😊臣ちゃんですね♪了解です✨ (2022年10月22日 22時) (レス) id: 1c046313db (このIDを非表示/違反報告)
Ks411113(プロフ) - shortstory大好きです！新作あったら嬉しいです！特に臣ちゃん希望です。Pale blueは何度読んでも涙だが出ます。 (2022年10月21日 23時) (レス) id: 009c65d6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひろみ
| 作成日時：2021年6月26日 12時
