今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:49,616 hit
小｜中｜大
14. ページ14
.
隣に並びながら歩くと、意外とこの人は背が高いということに気がついた。私よりも20cmくらい高いかも。担がれている時には気づかなかったけれど、確かに見晴らしは良かったような気もする。
「意外と背高いんですね」
「なに？ロボロと比べとる？」
…そんなつもりは無かったんだけれど、よく良く考えれば差は大きいなあ。なんてことを考えてみる。
「もっと高いのもおるし、俺なんかそんな高ないで。」
「…そうなんですか。」
「2m近いのとかもおるしなあ、ぜーんぜん」
「それは凄いですね。軍人でもそこまでの大きさの方はあまり見かけません。」
「Aはロボロとそんな変わらんな」
「そうですね。あまり高くない方です。」
「その割には強いけどなあ。ん、着いたで。」
大きな扉。幹部専用食堂と書かれているプレート。
その前に立ちドアノブを握ると、シャオロンはピタリと止まった。そしてこちらを見る。
「聞かれない限り、個体識別番号は言わんくてええから。あんなん、名前やない。お前の名前は"A"やからな。」
それだけ言い捨てると、ギィ、と重たい音を立てて扉を開け放った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 402人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
藤守(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ (2021年2月15日 7時) (
レス) id: ca44b6ed97 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - ひぎゃん……好き！！！！！！更新頑張ってください！ (2021年2月14日 19時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
