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01. ページ1
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ガシャン
「出ろ、12番機」
久方ぶりに目を醒ます。
重々しい音をたて、金属が硬い地面に落とされた。
久方振りに出た外は、昔と全然変わっていないようだった。
何時もの通り薄汚い空気をしていて、どんな人間も酷く暗く淀んだ瞳をしていた。重そうな甲冑を着て、手には剣や弓を握っているのにも関わらず、ここの人間に士気など一欠片も見当たらない。
きょろきょろと周りを見渡せば、一際目立つ人間がいる。此処の最高指揮官。私を閉じ込めた張本人。…私の契約者であるはずなのに、私はあの人間の名前すらも知らない。
指揮官は、態とらしくカツカツと靴の踵を地面に打ち付ける音を鳴らしながら私の前に立つと、私を見下ろしながら、見下しながら命令をした。
「お前の役目は敵国兵の殲滅。以上だ。それ以外は考えるな。」
「はい」
命令を受け入れると、私の腕は形を変えていく。
私の立つべき場所は戦場の最前線だけなのだから。
私は 戦闘兵器
「全軍、前進」
声が頭に、反響する。
..
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藤守(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ (2021年2月15日 7時) (
レス) id: ca44b6ed97 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜蜜華(精神安定剤())(プロフ) - ひぎゃん……好き！！！！！！更新頑張ってください！ (2021年2月14日 19時) (レス) id: 80388bac17 (このIDを非表示/違反報告)
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