６４話# ピザと紅茶のティータイム ページ18
#イタリアンレストラン#
目の前には、マルゲリータピッツァが一つと、アールグレイの紅茶が２カップ。
そして、豪炎寺修也という名の男。
彼は遠慮なくピザを食べ始めている。
A「で？何でこんなトコでピザ食べなくちゃいけないの？」
豪炎寺「こんなトコ？ここはお前の好きな店なんだろ？」
A「な、何で知ってんの？」
豪炎寺「昔、学校の側のショッピングモールにあるイタリアンが好きだって言ってたじゃないか」
A「え？...そうだっけ？」
豪炎寺「いいから食え」
A「っていうか、だからって何で今ピザを食べなきゃいけないのよ」
豪炎寺「心配すんな、俺のおごりだ」
話がかみ合ってないし......
豪炎寺「食え」
A「...(フイ)」
豪炎寺「俺がおごる物は食えないってのか？(ギロ)」
A「っ！？(ビクッ)」
確かに、あたしは前からこの店のピザが好きだった。
豪炎寺くんと付き合っていた頃、ちょっとだけここのピザの話題がでたことがある。
今でも覚えていたなんて......
豪炎寺「ほう、確かにうまいな」
A「......」
豪炎寺「何してんだ、早く食え」
A「はぁ...分かったよ、もう......」
豪炎寺「フッ」
仕方がないから、あたしはピザを一切れとって口に運んだ。
しかし、豪炎寺くんはあたしの扱い方がよく分かってるな。
ひと睨みでいう事を聞かせるなんて、他の同年代の男子は絶対にしてこない。
普段お誘いとか全部断っているあたしが、実は睨むだけで言うことを聞く女だってことを誰も知らないのだ。
そう、豪炎寺くん以外はね。
さっきのボウリングのお誘いも、もし睨まれていたらあたしは断っていなかった。
あたしのことを何も知らないくせに、ノコノコ誘ったり告ったりしないでほしいな。
ホント、馬鹿だよね。
A「フフ...」
思わず、小さい声で笑ってしまった。
とたんに、豪炎寺くんの目が見開く。
豪炎寺「どうした」
A「別に？」
豪炎寺「そんなに嬉しいか、ピザが食えるだけで？」
A「んな訳ないでしょ」
豪炎寺「...変なやつ」
A「午後４時なんて変な時間に元カノ連れてピザを食べに行くサッカー馬鹿よりはマシです！」
豪炎寺「フッ、サッカー馬鹿？(笑)」
A「本当のことでしょ」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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ななっち(プロフ) - 波香さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2013年7月22日 15時) (
レス) id: c6ba29811f (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - 味噌汁くんさん» そうですか！！豪炎寺くんてやっぱマジかっこいいですよね〜！！最初からずっと！＾＾ (2013年7月19日 14時) (レス) id: 5559c45b6c (このIDを非表示/違反報告)
味噌汁くん(プロフ) - 私も無印編のほうが好きです！豪炎寺が一番好きです！！ (2013年7月19日 13時) (レス) id: 497d9a3689 (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - 味噌汁くんさん» はい！豪炎寺くん最高です！！あ、そうなんですか...やっぱ今はみんなＧＯのキャラが好きなんでしょうかね。自分は１０年前の人たちの方が好きですけど... (2013年7月19日 11時) (レス) id: 5559c45b6c (このIDを非表示/違反報告)
味噌汁くん(プロフ) - そうですよねえ！！豪炎寺カッコいいし優しいし最高ですよね！！リア友は全然わかってくれなくて悲しい限りです！！ (2013年7月19日 11時) (レス) id: f51aaaad39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななっち
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/trhthe/
作成日時：2013年4月20日 19時
