ポートマフィアの三大ろくでなし【双黒】

聞いてよぉ、丸眼鏡 ページ40











『安吾ざぁぁん、ぎいてよぉぉ』



坂口｢なんです？｣



『中也、私のことを、、

最低って、、云ってきたんだよ！！』



坂口｢まあ、嫌な奴だと私も思います｣



『非道い！！』



坂口｢ですが、一緒に居ても居心地は悪くないですよ｣



『ほんと？！』



坂口｢はい。マスター、珈琲で｣



｢はい｣




私が安吾に頼るなんて珍しい、、

自分でも思う。

まあ、小さい頃からあの二人が隣に居て、

一緒に育ってきたし。


恋咲ちゃんとも付き合いが

なんだかんだ、長いんだよなあ。





『確か……十歳ぐらいにも中也と喧嘩したわ』



坂口｢原因はまた、貴嬢ですか？｣



『違う違う。

中也だよ。彼奴が太宰を殴ったから』



坂口｢それ、Aさんに関係ありますか？｣



『それがさ、、、覚えてないみたい。

いやあ、多分、怒ったんだよね』



坂口｢怒る以外、何するんですか｣



『寝る？』



坂口｢動詞なのは良いです。ですが

常識を考えてください。

寝ませんよ、普通なら｣




『マジレス怖い』



坂口｢私は常にマジレスです。

早く中也さんに謝るのが良いのでは？｣




『え〜、、、私が謝る理由ないじゃん。

中也が勝手にキレたし』



坂口｢はあ……今の中也さんの状況は

太宰くんとも話せないでしょう。、

なので、貴嬢の訳を知っている人と

会話が出来ません。


己が間違っていても情報が少なすぎるので

曲げれないでしょう｣




『まあね。……ちょっと太宰も連れて行ってくる』






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