私に、関わるな【青葉城西】

関わるな＿33 ページ38

及川side




俺の鼓動が一瞬、ﾄﾞｷﾝｯと音を立てた。


Aちゃんの笑顔はそのくらい綺麗だったから。



鼓動が早くなったのを悟られないように、俺も笑みを浮かべる。



及川「ホントに良かったよ！及川さん、Aちゃんが辞めちゃうんじゃないかって、ハラハラしてたんだから！」



「無駄なことに時間使いましたねー(´º∀º｀)」




及川「ちょ、それは酷くない?!」




「酷くないでーす☆ﾃﾍﾍﾟﾛ」




及川「てへぺろして誤魔化さないの!!」




未だにドキドキしてるのを抑え、普段通りに振る舞う。




俺、こんなに女の子にドキドキすることなんてあったっけ？






心なしか、体中が熱い気もする……………。






俺、どうしたんだろう。



「？及川先輩ー？」




及川「……………………。」




こんな気持ち、初めて感じる………。



一体…、なんだろう？




「…………。



(及川の耳元で)クーソー川せーんーぱーいー???」



いきなり、耳元で大声が聞こえた。


及川「うわっ!!?Aちゃん、いきなり叫ばないでよ!」




「いきなりじゃないです、クソ川先輩。


呼んでんのに気づかないからじゃないですか。」




及川「えっ、呼んでたの？」




「？はい。いきなり、動かなくなったんで。




どうしたのかと。」




及川「そっか………。ありがと。」



うん、今クヨクヨ考えてもダメだよね！




気づく時が来たら気づくかもしれないし！




＿＿＿＿＿



(及川さんがAちゃんに恋をしてると気づくのは、もう少し先のお話)

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