関わるな＿29 ページ33
貴方side
今日の練習が終わり、片付けをしてるところだった。
綾「A……、ちょっといい？」
いきなり声をかけられたのと、かけられたのが綾というのにびっくりして、体が一瞬硬直してしまった。
「……なに？」
笑里「話があるの。」
笑里まで出てきたのでさらに体が
でも、ここで逃げてはいけない。
これからあと4日間、一緒に過ごしていくのだ。
………向き合わなくては。
「……どこで話すの？」
それでも声は少し震えていて、緊張していることを物語っていた。
綾「…ありがとう。じゃあ片付けが終わり次第、ホール集合で。」
「…わかった。」
それから、急いで片付けを済ませ、ホールへと向かった。
＿＿＿＿＿
私が向かうと、既に2人は来ていた。
「……で、話って？」
なるべく早く終わって欲しい、と思い早々に話を切り出した。
笑里「……中学の最後の試合の日のことだけど…」
この2人だから、その話だろうとは思っていた。
でも今更なんだと言うのだろう………。
まだ、文句があるのだろうか…………？
「な、なに？まだ何か文句言いたいの？」
強気で言ったつもりだが、心が緊張で押し潰されそうだった。
綾「違う、文句を言いたい訳じゃない！
………ずっと謝りたかった。負けて悔しくて、最後のシュートを外したAに当たってしまったこと。私だって、決められなかったシュート、たくさんあったのに……」
笑里「私も……そう。自分だって反省しなきゃいけないところがいくつもあったし、外したシュートだって数え切れないほどあった。なのに……」
2人は声を揃えて、言った。
『ごめん』と。
綾「本当は、中学生の間に謝りたかったの。試合の日は、そのまま帰ってしまったけど、またAも部活に顔を出してくれると思ってたから……その時に謝ればいいや、って…
でも、私たちの言葉がどれほどAを傷つけたのかが最後のお別れ会でわかった。
A……、来なかったよね…。」
笑里「あんなにバスケが大好きだったAが最後に試合できる、あの日に来ないってことは、最後の試合の日に私たちが言った言葉で相当傷ついたんだって…そう思ったら、早く謝らなきゃいけないのに、勇気が無くてずっと言えなくて…そのまま卒業して、私たちは引っ越して…謝るチャンスを逃してしまったから…」
＿＿＿＿＿
続きます。(文字数…)
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万葉(プロフ) - 無気力狐さん» ありがとうございます!!これからも更新頑張ります♪ (2018年3月3日 12時) (
レス) id: a801d8e41c (このIDを非表示/違反報告)
無気力狐 - すごく面白かったです！読むたびにワクワクしました！ (2018年3月3日 12時) (レス) id: 0595ae5f62 (このIDを非表示/違反報告)
マジ無理 - なんでバスケの人たちと仲直りしたんですか？主人公は大好きなバスケをやめたんですよね？大好きなものをやめるって勇気いることですよ？そんなに簡単に許しても良いんでしょうか？ (2018年2月9日 23時) (レス) id: 45deaff0b6 (このIDを非表示/違反報告)
万葉(プロフ) - あ、そうです^^*バスケ経験者です!コメントありがとうございます(*＾-＾*) (2017年8月17日 18時) (レス) id: a801d8e41c (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - 4Pってもしかしてバスケ経験者ですか？バスケやってない方だったらすみません (2017年8月17日 15時) (レス) id: 2a41349dc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：万葉 x他1人 | 作成日時：2016年9月6日 22時
