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「やばい…俺まだ震えてます」
大尊敬する画家さんとの面会も無事に終え、興奮冷めやらない様子のロンジュンくん。
『ふふ、連れてって良かったよ』
「マジでありがとうございました」
『社長が今日はこのまま帰っていいって言ってたし、なんか食べ行こっか。てゆうか、話さないとその興奮おさまらなそうだし』
興奮して顔が上気してるロンジュンくんは自分が興奮しすぎてるのを私に指摘されてさらに赤くなった。
「すいません…俺ホントに嬉しくて」
『わかるよ〜憧れの人にあったら私でもそうなるもん』
そうして、ご飯を食べに行ったらやっぱりロンジュンくんはそれはそれは楽しそうにどれだけ好きかっていうことを私にずっと語ってくれた。
ロンジュンくんとご飯を食べに行くのは歓迎会以来で、まして2人でなんて初めてだったけど、一生懸命自分の好きなことを語るロンジュンくんはキラキラしてて少し羨ましかった。
『さてと…そろそろ出よっか』
「なんか俺ばっか話しちゃってすみません」
『ううん、ロンジュンくんの話聞いてるの楽しかったよ』
仕事終わりが早かったからまだ8時前。このあと少しヨンホのとこに寄って帰ろうかな。
「Aさん、このあとも飲みに行くんでしょ」
『あはは、バレたか。家の近所のとこにね、少しだけ行くかな』
「いいですね、通ってるお店があるって」
少しお酒も飲んだからか天使みたいな笑顔で私にそう言った。
『明日はバイト休みだっけ。よければ一緒に…くる？』
楽しそうに好きなことを話してたロンジュンくんともう少し話したいなとも思った。
「え、良いんですか？」
『全然いいよー！多分店に飲み友達いると思うけど』
誘ってあげたら遠慮しつつも嬉しそうにしてるから私もついつい笑顔になってしまった。
『それにしてもロンジュンくんてお酒強いよね？』
思えばご飯食べながら結構飲んでた。私も飲む方ではあるけれど。
「そうですね、酔いつぶれることはないですよ」
『なーんだ、もっと前から飲みに誘えばよかったよ。うちの会社の人たちあんまり飲まないじゃん？』
「確かにそうですね、じゃあ…これからは気が向いたら誘ってください」
そんなことを話しながら私はロンジュンくんを連れてBAR127に向かった。
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作者名：chato | 作成日時：2022年4月12日 23時
