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声がするほうに目をやるとロンジュンくんと同じ大学生くらいの男の子。
「は、ドンヒョク？なんだよ、お前こそなんでいんだよ？」
今まで年上に囲まれて、ですます調で話してたロンジュンくんが急にその世代の男子になった。どうやら2人は友達らしい。ていうか、この子…こないだ奥の席でゲームやってた子の一人かな。声が特徴的でなんとなく覚えてる。
「いらっしゃい。ロンジュンくんと友達なら隣でいい？」
ヨンホがロンジュンくんの隣に座るよう案内するとヨンホヒョンこんばんはと思い出したようにいいながら座るや否や話し出した。
「いやいや、待って待って。マジなんでいんの？」
「それはこっちのセリフ。俺はバイト先の先輩に連れてきてもらったんだよ、ね、Aさん」
『え、あ…うん、初めまして。ドンヒョクくん？Aです』
ロンジュンくんが話を振ってきたのでとりあえず挨拶をすると、ロンジュンがお世話になってまーすなんて満面の笑みでいうものだから、うるせーよってロンジュンくんが肘でつっついてる。
「君、最近よく来てるあそこの大学の子やろ？何度かここで見かけたけど話すの初めてやな。俺ユウタ」
私より前からドンヒョクくんの顔だけはしっていたらしいユウタも挨拶をする。
『二人は大学…のお友達じゃないよね？』
ヨンホから駅の向こうの大学だってこないだ聞いたけど、ロンジュンくんは違うはず。
「俺ら高校の時の友達で。こいつは大学離れちゃったんすけど、あと…もうすぐ来るジェノってやつと3人でいつもつるんでたんです」
「ジェノも来るのかよ、あ、ジェノってのがさっき話してたルームシェアしてるやつなんですけど」
「俺とジェノは大学がすぐそこなんで、偶然ここ見つけたら気に入っちゃって最近通わせていただいてます！これから仲良くしてください！」
人懐っこくて元気なドンヒョクくん。ユウタはさっそく気に入ったみたいで飲もう飲もうって乗り気。やれやれって顔したロンジュンくんと正反対な様子が面白すぎる。
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作者名：chato | 作成日時：2022年4月12日 23時
