玖話 ページ10
続き
4人「よくねーよ」
同じタイミングで同じことを言われた。
『無くていいし、さっきも言ったが必要ないし』
川「今どき携帯持っていない高校生なんて珍しいぞ」
『電子機器は使いづらいんだよ。お前らにとっては使いやすいんだろうけどな』
鴉で充分連絡し会えるし
御「お前な……」
『俺は携帯など持つ気は無い。確かにお前らとの連絡手段はないが学校で会えるんだからいいだろ?』
こういうところは現代人とはやはり合わないみたいだな。
『それに携帯などの電子機器は邪魔でしかない』
川「オフの日遊びに誘おうと思ったのに(๑´• ₃ •̀๑)」
『時間があれば練習見に来るよ』
川「絶対だよ!」
『この世に絶対というものは無い。しかし、約束ならしてやる』
御幸side
『この世に絶対というものは無い。しかし、約束ならしてやる』
そういったAに俺は、なぜ、絶対という言葉を嫌うのか気になった。去年も同じような会話があったのだが、その時も“絶対はできない”と言っていた。
少なくとも俺は絶対はあると思う。でも、彼奴は、まるで明日が来るのが奇跡のような言い方をしている。
俺らに隠していることだって山ほどあるだろうけど、聞いてはいけないんだろうな。彼奴は感情は表には出さないが、口調で何となく分かるようになった。なぜ、感情を表に出さないのかも気になるが……。どちらにしろ、あまりにも追求し過ぎるとようやく築けた関係を壊してしまいそうになるからやめとくか。
御幸side終了
御幸が考えていることは分かるよ。俺はお前たちにたくさん隠していることがある。でも、話していい内容ではないんだ。最高指揮官である俺が、耀哉様の指示なしに勝手なことを言ってはいけないんだ。いつか、いつか話す機会があるだろう。その時まで待っててくれないか?
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大正コソコソ噂話
義「前世、Aは俺と同じ歳だった」
実「噂によると2週間で柱になったらしいぜ」
小「静の呼吸は強すぎる。手合わせで1度も勝ったことがない」
天「彼奴は、音も静かだからたまに不気味に思ってしまうこともあるが、それでも俺は彼奴のこと好きだぜ」
杏「Aは、感情を表に出すことはほとんどないが、俺が死んだ時1人出ないているところを見てしまった。笑った顔は他の柱も含めてみたことがない。いつか、本当の笑顔を見せて欲しいと思っている」
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マリイ - 丹波光一郎の小説も書いて欲しいです丹波さん好きだけど小説ないんで (2020年11月2日 19時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結依 | 作成日時:2020年10月31日 18時