拾壱話 ページ12
高島side
私も片岡監督と同じように嘉田海くんが気になることがあるわ。私の授業はほとんど寝ていて、御幸君や倉持君に聞いてみると
御・倉「嘉田海は現国と体育以外は全部寝てます」
と言うのだ。しかし、試験はほとんど満点であり何も言えないと思ってしまう。
片岡監督や体育の先生以外の先生たちはどうすれば起きるか模索しているの。実際いろんな方法をしたけど全く起きる気配はしなかったわ。
嘉田海君と対話を増やしていこうかしら
高島side終了
ノリ達の元に言った俺は、驚かすために気配を消して近ずいた。
『久しぶり』
川「わ!」
後ろから声をかけたためノリは驚いて尻もちついた。
『驚きすぎだよ』
白「いや、後ろからいきなり声掛けられて尻もちつかない方が不思議だろ」
『ごめんって』
俺はノリに手を貸し立ち上がらせる
倉「久しぶりだな」
『嗚呼』
一軍1年【この人誰だ?】
『健二郎、俺を見てくる奴らは1年か?』
白「嗚呼」
『自己紹介しとこうか。俺は嘉田海A。2年で御幸や洋一と一緒のクラスだ』
1年「シャッス!」
『あれ?何時も御幸を追いかけ回していた奴は?』
倉「沢村ならBグランドにいるはずだ。彼奴、イップスなんだよ」
イップスか……
『彼のところに案内してくれるか?』
連れてこられた場所で彼の姿を見る。まるで刃が握れなくなった時のアオイのようだった。
『なぁ、洋一。彼奴しばらく預かっていいか?』
倉「預かるって何するんだよ」
『詳しいことは言わない。だが、あのままだと前を向くのは難しいだろうな』
片「嘉田海、お前は沢村をどうしたいんだ」
『1度知り合いの医者にみせて俺の屋敷で様子みます。様態しだいでは2週間ぐらいかかるかもしれませんが…』
片「連絡取れる手段はあるか?携帯とか」
倉「監督、Aは携帯持ってないです」
『沢村が携帯持っていると思うので彼ので連絡します』
片「毎日連絡することが条件だ。それができないなら今の提案は受け入れん」
『わかりました。沢村!』
沢「何っすか?」
『しばらく俺の屋敷に来てもらう。必要な荷物持って食堂に来い』
沢【何で………】
『訳は後で話す』
隠の後藤に普段着で来てもらい、俺のそばにいてもらう。沢村が来た瞬間察したのかこう言った。
後「あの時のアオイ様に似ていますね」
『察するのが早いな。ま、そう言うことだ』
沢村に手刀を入れ、屋敷に運んだ。
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マリイ - 丹波光一郎の小説も書いて欲しいです丹波さん好きだけど小説ないんで (2020年11月2日 19時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結依 | 作成日時:2020年10月31日 18時