ヒーロー ページ47
爆後side
俺はプロヒーローになった。
まだ新入りだが自分なりにしっかりやれてると思う。
A組だった奴らは皆プロヒーローになった。
たまに行った先で一緒になることもある。
この前は丸顔とデクと一緒だった。
仕事中でも俺は姉貴を探してしまう。
あの勢いの爆発で生きてるとは思えないが、
願いを持ちながらじゃないと俺が俺じゃなくなりそうで怖かった。
轟「今日は爆豪と一緒か」
爆「お前と一緒かよ」
俺達はそう言いながら2人で街の安全確認に行った。
周りの女達は俺たちをみてキャーキャーしてやがる。
俺はたまたま奥の通路を見た。
俺は目を奪われた。
綺麗な女だった。
そして俺はそいつに向かって歩き出した。
爆「おい、こんな路地裏にいたら危ねぇぞ」
顔を上げた女に俺は言葉を失った。
女「すいません、ありがとうございます」
ニコッと笑っていこうとする女の手を掴んだ
爆「おい!…今まで、何処でなにしてたんだよ…姉貴。」
『…なんでも分かっちゃうのね、勝己は』
更にニコッと笑うあいつを俺は抱きしめた。
爆「…あの爆発で逝っちまったかと思った」
『私は強いのよ？』
爆「…姉貴」
『なぁに？』
爆「家に戻らなくてもいい、だから、」
俺はそこで言葉を詰まらせる
『…どうした？』
爆「いや、なんでもねぇ」
これが俺らしいと思った。
『…そう？じゃあ、私そろそろ行くね』
姉貴は俺の腕から離れる。
俺はつい涙を流してしまった。
そして、らしくないことを言ってしまった。
爆「また…また会えるよな？!」
そうすると姉貴はこっちを見て満面の笑みで答えた。
『会えるに決まってるでしょ？私達はこんな狭い世界で過ごしてるんだから!それに、兄弟だし？』
そして歩いていく姉貴に俺は最後かもしれない一言を告げた。
爆「姉貴!」
俺も誰にも見せたことないような笑顔を見せた。
姉貴の前ではこんな顔もできるのか、俺は。
爆「いってらっしゃい」
『!!…いってきます!』
涙を流しながら姉貴は答えて、走っていってしまった。
俺は涙を吹いて半分野郎の所に戻った。
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ＹH - 最後まで書いていただきありがとうございます。最後もう悲しいですね。この作品良かったです (2018年12月9日 14時) (
レス) id: d352232727 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！楽しませていただきました！！ (2018年12月9日 12時) (レス) id: 48f4ee6765 (このIDを非表示/違反報告)
xxvl6w6lvxx(プロフ) - 最後、泣きました！！・゜・(つД｀)・゜・ (2018年12月9日 1時) (レス) id: 84d8494927 (このIDを非表示/違反報告)
囚人 - 弔ぁぁぁ！面白いです。更新頑張って下さい！ (2018年11月29日 16時) (レス) id: 235e75e60a (このIDを非表示/違反報告)
はなまる。(プロフ) - まんじゅうねこさん» CDの太宰さんのこのセリフ好きなんです!w (2018年11月25日 22時) (レス) id: 3f92d0d81b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなまる。 | 作成日時：2018年11月18日 23時
