早く会わないと。 ページ8
ヒールが邪魔で、うまく走れない。
高橋は、高橋はどこ……？
早く、早く会いたいのに……っ！
私は、はぁはぁと息を荒げながら、声を出した。
「どこじゃ高橋ぃぃぃいいい!! 」
……低く、ドスの効きまくった声を。
「うわっ来た!! 」
「来た!! じゃないのよ！あんたねぇ、ほんっと、校舎に高橋参上！って書くの止めなさい！」
「んっふ」
「ちょ、みっちー笑わんで!! 」
「あれ、道枝くん。」
「A先生、ホンマに恭平と仲良かったんですね。」
「いやいやいやいや……どこがよ…」
真っ白な肌と、百八十ありそうな身長。
……美少年だ。
実に国宝のような造形美だ。
これは山田先輩と同等なのでは……。
じゃなかった、今は高橋の落書きについてだ。
道枝くんから目をそらし、高橋を睨み上げる。
「あの落書き誰が消すと思ってんのよ!? 」
ホント、人の事考えなさい！
「どうせ先生やろ！やったら何も問題ないやんか！」
その理論はまったく意味が分からない、が。
落書きを消すのは、先生の役割ではない。
大体そういう雑用が回ってくるのは、
「公務員のおじいちゃんよ！」
あの、いっつも腰が痛い、膝が痛いって嘆いてるおじいちゃんたちが、
その部分に負荷がかなりかかる作業をやってくれてるんだよ!?
「おじいちゃ―――――ん！！！！」
空に向かって高橋は吠えた。
うっせー。
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Kyoro丸。(プロフ) - 太陽さん» 気付いてくれる人がいて良かった！これからも登場するから楽しみにしててね。 (2023年3月9日 21時) (
レス) id: ea6fdef67d (このIDを非表示/違反報告)
太陽(プロフ) - 他の作品にも出てるキャラが出てるの、凄い好き。 (2023年1月10日 18時) (レス) @page1 id: 579c1b2825 (このIDを非表示/違反報告)
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