松村先生と田中先生。 ページ4
「A先生、おはようございまーす！」
「ん？おはよ〜。」
元気な挨拶の声が聞こえてくる。
私も担任のクラスの女の子に挨拶を返す。
「いや〜、のどかだねぇ。」
「ほんとにねぇ。」
しみじみとお茶を飲みながら呟くと、横から声が聞こえた。
少し高いような、でも低いような、中世的な声。
「松村先生。おはようございます。」
「うん、おはよ。」
国語教師の松村先生が、
私のデスクの隣に頬杖をついて座っている。
イケメンだから、絵になりますね。
どうかしたんですか、と聞いてみると、
いたずらっぽく笑って、A先生に会いに来ただけー、と言う。
……これは田中先生と何か打ち合わせしてるな。
田中先生は、高橋もかなりなついてる先生のはずだったと思う。
いっつも、私の事をいじって、半笑いでこっちを見てくる先生だ。
正直に言って結構ウザい。
そんな先生にやられっぱなしも嫌なので、反撃に出ようと思う。
「そうなんですか？私も今度会いに行っていいですか？」
「え、マジで？」
「え、嘘です。」
「あっ、そう……。」
思いのほか嬉しそうだったから普通に良心が痛んだ。
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「あの、田中先生、松村先生使って私の事いじってくるの、止めて貰って良いですかね？」
「え、何のこと??」
「あれ、田中先生の仕業じゃない……？」
「え、何のことだよ!?おい、A！」
ホントに松村先生が私に会いに来ただけでした。
田中先生は関係なかったのね。
「おい、A！どういうことか教えろよ！」
……田中先生は置いてきました。
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Kyoro丸。(プロフ) - 太陽さん» 気付いてくれる人がいて良かった！これからも登場するから楽しみにしててね。 (2023年3月9日 21時) (
レス) id: ea6fdef67d (このIDを非表示/違反報告)
太陽(プロフ) - 他の作品にも出てるキャラが出てるの、凄い好き。 (2023年1月10日 18時) (レス) @page1 id: 579c1b2825 (このIDを非表示/違反報告)
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